グリストラップ詰まり 10mmワイヤーを20m入れても抜けず | 街の水道屋さん | 山川設備

グリストラップ詰まり 10mmワイヤーを20m入れても抜けず

八尾市光町より【グリストラップ詰まり】って依頼が舞い込んできました。

仕事中に私用を挟んでてバタバタしてたのが落ち着いたタイミングで『もう今日は閉店ガラガラするか…』って思った20:00過ぎ1本の電話が入ってきました。

山川さん助けて下さい!』話を聞くと八尾市の光町のとある商業施設内の飲食店でグリストラップが詰まってるとの事…

時間帯的にもそんな時間から動いてくれる業者さんが少ないのは勿論周知の事実。

一瞬『どうやって断ろうか…』とも思ったんだが入りが『助けて下さい!』だったんで行ってみる事にしました。(この判断が後の地獄を見る事になる)

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

商業施設の閉店時間の絡みと防災の絡みで近隣の駐車場に車を止めて台車でコロコロ行く事にしました。

台車には電動フレキシロッダーCRE、10mmワイヤー10mと20m、グリスカッター37やブレードカッター57に75、後延長コードなんかも用意をした。

グリストラップが詰まってるって事なんで8mmワイヤーの選択は無いと判断した訳です。

本来ならば入館申請を出してるから防災センターを通って入館するんだが、なんせ初めて行った施設なんで何処から入ったら良いのか、結局普通のお客様が入るルートで入って普通にエレベーターで8階に向かった。

現場に到着するとゴミ箱に水を入れてはって側溝も溢れてる状態でした。

グリストラップを確認して手を突っ込んでパイプ径を確認し『うんっ、10mmワイヤーで行こっ』って思います。

電動フレキシロッダーCREで通管作業

八尾市光町でグリストラップが詰まったら山川設備にお任せ下さい。

【溢れてるグリストラップ】

店舗の裏口付近に一切合切を載せた台車を置いてたんで早速電動フレキシロッダーCREに10mmワイヤー20mをセットしてドロップヘッド大からグリスカッター37に変更しました。

店舗に入ったんが20:50、お店の人に防災センターまで案内してもらって入館手続きをするよりもちゃちゃっと抜いてさっさと出て行きお店の人に防災センターにはキャンセルしたって事にしてもらおうと思いました。

若い店員さん達に『多分、楽勝!沢尻エリカ風に言うと別に?って感じ』って言って自らハードルを上げ作業に取り掛かった。(だいたいイキるとロクな事にならない)

先発はグリスカッター37でスタート、所々で油脂の塊を感じつつワイヤーを送り込んで行きます。

勝負を掛けたブレードカッター57

グリスカッター37で16m程通した段階で『ひょっとしたら20mで足らへんってオチか?はたまた油脂の塊がエグ過ぎて即閉塞パターンか?』と思いました。

この時21:25『20mワイヤーを全て突っ込んでダメなら諦めが付く(苦笑)』と思い一気にワイヤーを戻してグリスカッター37をブレードカッター57に変更してみた。

通常なら抜けた後にヘッドを大きくしていくのが定石だが今回はまだ抜けてない。

過去に19.5mで解消させた事もあるからワイヤーを全て突っ込むまでは勝負は終わらない。

そんな事を思いながらブレードカッター57を装着したワイヤーを入れていく、先程グリスカッター37を通してる箇所もブレードカッター57を通すとやっぱり油脂の塊のアタリがある。

17、18m辺りからその油脂の塊のアタリは酷くなっていって崩しながら進めるのが精一杯でした。

気が付いた時には全てのワイヤーが入っていた(号泣)20mで抜けず…

まとめ

そんな訳でいかがでしたか?山川設備が持ってるワイヤーは8mmワイヤー10mmワイヤー共に20mです。

20m以上先で詰まってる場合は太刀打ち出来ません。

今回は悔しいんで再度一旦ワイヤーを戻してもう一度やり直したんですが結果は一緒で抜けませんでした。

その時点で店長さんに防災センターまで案内してもらい入館手続きを済ませて元請けの水道メンテナンス会社担当者様に連絡をして手配替えしてもらう事になりました。

山川設備が20mワイヤーを導入してから初めてのワイヤーが足らずで解消出来なかった現場となりました。現場からは以上です。