香芝市上中にて【香芝市 排水パイプ(排水トラップ)の交換 前回の続き】をして来ました。
前回の作業はこちらから
まあまあ見た事ないパターンの洗濯流しの排水パイプからの水漏れなんですが部材さえ入ればこっちのもんで『もっと納期に時間が掛るんかなぁ~』って思ってたんですが案外早く届きました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは現時点の状況
現場に到着すると、相変わらずバケツで受けてる状態で排水パイプ(トラップ)の亀裂は進んでて酷くなっていました。
おさらいなんですがINAXのS-16の洗濯流し用排水Sトラップの亀裂破損による水漏れ修理です。
洗濯流しそのものは廃盤商品になってるんですが排水Sトラップは手に入ったんで交換して行きます。
古い排水Sトラップの解体撤去
古い排水Sトラップの解体撤去をしたんですがナット部分が固着してなかなか回りません。
そんな場合にはいくつかの方法があります。
今回の現場ではマルチソーと言う電動工具でナット部分に切り目を入れて回して解体撤去したんですがサンダーと言う電動工具で一気に切っちゃう方法もあります。
何故、山川設備がサンダーを使わないかと言うと埃まみれになるからです。
マルチソーを使うと埃はそんなに出ません。
また、トーチランプで炙ってナットを緩めたりする方法もありますがまかり間違って火事になったら大変なんでやった事がありません。
排水Sトラップの解体撤去する場合には下にペット用トイレシートを敷いておくと落ちてくる水は吸ってくれるんで床を濡らしません。
別にバケツを置いといても良いんですが邪魔になるんで嫌いです。
ペット用トイレシートなら後の拭き掃除にも使えるんで便利です。
排水Sトラップの取付
排水Sトラップの施工方法で難しいのは排水口本体の取付とスティック管の加工です。
排水口本体の取付にはシールテープを巻かなくては行けません。
だいたいの巻く目安はあるんですが師匠に言わせれば『洗濯流しに聞け』って言われます。
要はその場その場で巻く回数は違うと言う事です。
後、今回の排水Sトラップの片ツバ管は稲妻なんで加工はしません。
通常の片ツバ管ならスティック管と共に加工が必要な場合があります。
パイプカッターを使って加工するんですが今日はスティック管はそのままの寸法でOKだったので加工してません。
通水テストをする
ペット用トイレシートを敷いたまま通水テストをして行きます。
排水口本体取付部分に水漏れが無いか?片ツバ管ナット部分に水漏れが無いか?U管ナット部分に水漏れが無いか?スティック管ナット部分に水漏れが無いかの確認をします。
それと同時に大切なのは排水管との接続部分に水漏れが無いかの確認です。
通常の使い方をしてれば排水Sトラップはこんな風な亀裂破損は起こしません。
って言う事は排水Sトラップを触って亀裂破損を起こしたと予想します。
何故、排水Sトラップを触ったのか?
洗濯流しが詰まって排水SトラップのU管を解体清掃しようとして亀裂破損を起こす人が大変多く交換時に申告してくれたら先に通管作業をするんですが大抵の方は黙っています。
そこも疑って行きますが今回はどうやらピンホールが入って水漏れして触ったみたいで排水つまりはありませんでした。
作業は終了です
水漏れが無い事を確認したら敷いてたペット用トイレシートで周りを拭き掃除します。
これなら捨てたら終いなんで仕事が早いんです。
営業中の飲食店や店舗は到着時は『助かったぁ〜』なんて言ってくれますが作業後は『まだぁ〜』って感じで邪魔者にされます(苦笑)
交換部材の品番は?
今回交換した洗濯流し用排水Sトラップの品番はLIXILのSF-28SAです。
U管とスティック管の亀裂破損は目視確認出来てたんですが他の部分も水漏れしてるかも知れないんでセットで交換しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
排水Sトラップの交換で排水口本体まで交換する時はだいたい解体に苦労します。
排水口本体が十文字になってたらラジオペンチで固定して回せる時もありますがそれでも十文字が折れる時もあります。
取り付けなんてのはナットを締めるだけなんで簡単やと思う方も居てるでしょうがこれまた慣れてないと平パッキンと戦う事になります。
『やってやれない事はないけど人に任す』ってのが大事です。
現場からは以上です。