大東市御供田で作業中に1本の電話が入った…
『山川!またあの東大阪市御厨南の賃貸マンションのトイレが詰まったらしいわ!』とは、いつものパイセンだった(苦笑)
最初にこの部屋のトイレ詰まりに行ったのが5/13でローポンプ作業で解消させて【トイレを流すとお風呂から出てくる 3点ユニットの全詰まり案件】
次に行ったのが5/20の空振り事件だ【トイレ詰まり 昨日の夜に詰まってスッポンしたら直ったけど…?】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
もう何回この写真を撮ってるんやろ?入居者様もすっかり顔馴染みになってしまっています(苦笑)
今回も症状としてはトイレを流すと流れず3点ユニットの排水口から逆流してくるとの話だが…
ちなみに今日はスタッフも休みでパイセンも作業が入ってて同行せず1人で現場に入りました。
早速トイレを流すと前回は順調に流れていたのだが1発目から溢れそうになり3点ユニットの排水口からも逆流が始まりました(大汗)
勝手知ったるトイレなんで浴槽に水を溜めて手洗い器にも水を溜めてからローポンプ作業をしました。
今回はガチ詰まりか?
ローポンプ作業をすると押せばトイレの水は引くんだがその分排水口から逆流するんでいよいよ松本伊代…違った、いよいよ浴室から水が溢れそうな状況に追い込まれる。
今回は徐々にも引かない(大泣)『ちょうど良いわ!』とばかりにローポンプのアダプターをショートに交換して排水口から押したり引いたりするのだが今回は1mmも引いて行かない。
洋式トイレ便器を外してみる
洋式トイレ便器を外してみると圧が抜けて状況が変わるかな?って期待も虚しく排水管もなみなみの水が残ってる状況でした。
これが便器の詰まりの可能性があるならバリュー・オーガの出番となるんだがそれではワイヤーが届かないとの判断から電動フレキシロッダーFREで通管作業する事にしました。
隅付きトイレは洗浄管があるから外したくなかったんですが(十中八九水漏れするから)今回は致し方ない。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
機械の都合上、浴室が水に浸かってるんで電動フレキシロッダーFREで通管作業するんだが機械はこの位置で無理な体制での作業が続きます。
ちなみにワイヤーは手前側に通して行ってます。この時点ではドロップヘッド大を装着してたんですが後からグリスカッター37に変更しよって思っていました(苦笑)
独特な手応えを感じてワイヤーを戻してみると毛髪の塊がワイヤーに絡みついて取り出せました。
駄菓子菓子、写真を良く見れば気付くと思うんだがこれだけの毛髪の塊を引きずり出しても水は1mmも引きません(号泣)
ここからは山川設備の意地とプライドをかけた闘いが続きます
通水テストをして行く
電動フレキシロッダーFREで通管作業して行くもワイヤーが途中から入って行かず『はてさてどうすっかなぁ~』って思いながらローポンプで圧を掛けて押してみる事数回…
キュゴォ~!って音とともに一気に抜けました。抜けてからワイヤーを再度通してみたんですがやはり同じ箇所で入って行かない。
ここでパイセンに連絡をして管内カメラで確認するかどうかの判断を仰ぎました。
パイセンは『任せる!』って言ってくれたんですが費用の問題もあるから便器を外したまんま通水テストをして行きました。
浴槽に水を溜めて一気に流してトイレの排水口を見てたんですが順調に流れていました。
トイレの復旧作業
洗浄管を接続しながら一旦便器を置いて通水テストをしてみるとやはり洗浄管の水漏れが起こりました。
『頼むからパッキン交換で済んでくれ!』って思いながら車にパッキンを取りに戻りました。
タンク側のパッキンはTOTOのTHY91507を使いました。
便器側のパッキンはSANEIのPP40-41S-38を使いました。
まとめ
洗浄管の水漏れは無事にパッキン交換で直りました。(洗浄管は持ってないから必死)
トイレを固定する前にトイレットペーパーを流す通水テストを何度もして浴槽の水を流しながらのトイレットペーパーを流す通水テストもやってみました。
問題が無かったんで便器を固定して作業は終了です。(やれやれです…)
今回の作業で再発しなければ良いんですが…現場からは以上です。