東大阪市横沼町より【ゴミ屋敷のユニットバスの復旧作業】って依頼が舞い込んできました。
前回の作業【ゴミ屋敷の水漏れ箇所不明現場で排水管を管内カメラで確認しました】
本日パイセンがゴミの処分をするとの事で同行してユニットバスの不具合をあれこれ見付けたんでとりあえず使える様に復旧作業をしてきました。
シャワー水栓の交換や配管の詰まり抜きやトイレタンクの修繕をしました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずはゴミ出しから
前回の作業時にボトボトになってたゴミをユニットバスにぶち込んでたんですがパイセンと二人掛かりでゴミ出しをしました。
天井まで積み上げてたんでトイレは使えていませんでした。
ゴミを出してみるとシャワー水栓はボタボタ水漏れしていました。
またトイレタンクの中からもシューシュー音がするんで確認をするとボールタップが水がピシャッと止まらない状況です。
シャワー水栓とタンク内を解体作業
シャワー水栓もガチガチで切り換えレバーもバカになってたんで交換する事になりました。
まずはシャワー水栓とトイレタンクのボールタップとフロートゴムを解体撤去しました。
アングル止水栓も外して各取り付け部はタップでサビ取りをして行きます。
サビ取りついでに古いシールテープも除去出来るんでお勧めです。
このタイミングで割れてる普通便座も解体撤去して行きました。
アングル止水栓の取り付け
新しいアングル止水栓を用意します。KAKUDAIの705-601-13が車に積んでたんでそれを使います。
わざわざ高いD型の止水栓を使う事もありませんから特にリクエストが無ければハンドル式の止水栓に交換します。
フロートゴムの交換
次にトイレタンクの修理をするんですがSANEIのロータンクゴムフロートを準備します。
フロートゴムを取り付けたらチェーンの調整をします。
ボールタップの交換
ボールタップの交換なんですが自分はいつもほとんどこれに交換しています。
今回のトイレタンクは手洗いが無いのでこんな感じの取り付けになります。
アングル止水栓とボールタップの間はフレキ管を加工施工しました。
これでトイレタンクの修理は終了です。
シャワー水栓の取り付け
シャワー水栓の取り付け部分も先程のアングル止水栓の時と同様にサビ取りをして行きます。
シャワー水栓の取り付けはこんな感じです。
今回取り付けたシャワー水栓はこちらのTOTO TMS25Cとなります。
ツーハンドルのシャワー水栓ではこれが一番頑丈なんで採用しています。
トイレの詰まり抜き
シャワー水栓の通水テストがてらユニットバスを簡易的に清掃してた時にある違和感を感じました。
トイレの便器に水を流してたら流れないんです。
暫く見てると超ゆっくりと水が引いて行くんですが明らかに流れが悪いんです。
こちらはローポンプ作業で詰まり抜きしました。後程まとめ動画も貼っとくんでチェックしてみて下さい。
電動式高圧洗浄機を準備
ユニットバスが上流側でキッチンが下流側なのが確認出来ました。
前回の作業でフレックスシャフトで配管清掃をしてるんで今回は電動式高圧洗浄機を準備しました。
『ユニットバスの清掃も出来るかなぁ~』って感じでやり始めたんですがそんな甘い訳ではありませんでした。
この後、施主様次第ですがパイセンが特殊清掃をして綺麗にするかユニットバスの改修工事になります。
下流側をキッチンの合流部分まで高圧洗浄をして行きます。
ユニットバスの排水管を高圧洗浄してると大抵洗剤の泡が暫く続きます。
浴槽側配管や手洗い側の配管も高圧洗浄をしました。
この辺の作業風景は是非とも動画をご覧下さい。
割れた便座を交換
排水管清掃が済んでから普通便座の交換をして行きます。
たまたま山川設備の事務所に眠っていたのがあったんでそれを使います。
普通便座を取り付けてこの写真を撮って『やれやれだぜ…』って一息入れようとした時に浴室の排水トラップを取り付け忘れに気付いた事はここだけの話です(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?実はこの部屋、壁もボロボロになっててキッチンの水漏れが床からユニットバスの下まで来ていてどうにもこうにもの状態です。
恐らくユニットバスの改修工事と部屋の改装工事になるんですが施主様から『とりあえず使える様にしたって!』ってリクエストで今回の応急処置となっています。
ユニットバスの改修工事って発注から2週間程掛かるんでそれまでの間使えないと具合が悪いから…(苦笑)
賃貸マンションの1Fだったから良かったもののこれが1Fじゃなければ階下漏水で完全にアウトでした。
あっ!この後の工事はパイセンが担当します。現場からは以上です。
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