大阪府東大阪市新家中町より【工場のトイレの排水管 高圧洗浄希望 特に小便器の流れが悪い】って依頼が舞い込んできました。
本来ならば先月に工場内の雑排水の洗管作業を相談されてたんですがバキューム清掃しながらじゃないと厳しい現場だったんで一旦断ってたんです。
んで、調査の段階で汚水管の方は対応出来そうって話になって『ほな、汚水管の方は山川設備にお任せします。』ってなったらしいです。
そんな訳で高圧洗浄機を使って工場内の汚水管を尿石除去しながら洗管作業した現場の模様を解説して行きます。
まずは状況確認
前に調査に来た時点で工場内排水と汚水管の合流マスは確認出来てたんでチェックを兼ねて蓋を開けて行きます。
今回の山川設備の任務は汚水管の経路の高圧洗浄です。
排水マスそのものは石マスで崩壊寸前なんでいつ詰まってもおかしくない状況です。
汚物やトイレットペーパーが完全に流れておらずって状態です。
増築された事務所の下敷きになっている排水マスはこんな感じで蓋は開けれるとの事でした。
早速、蓋を開けると2階の事務所の雑排水もここに落としてました。
汚水管の状況をチェックすると…
この時点で尿石と土砂があったんで洗管作業したら結構出てくるんやろなぁ~って思いました。
高圧洗浄機を使って洗管作業
合流マスの側に車をセットして高圧洗浄機の準備をして行きます。
今回の現場では3分のホースに後方6穴の洗管ノズル、2分のホースに2穴式HRノズル改ノズルそして別の3分のホースにチェーンノズルって感じで尿石も徹底的に取ってみたいと思います。
まずは合流マスから事務所下のLのマスまでを洗管作業して行くんですが物凄い量の尿石が取れました(苦笑)
増築の事務所の下敷きになっている排水マスから取り出せた尿石なんですが土砂も交じってるんでガッチガチでした。
トイレが土足のままで使うタイプなんでトイレの掃除を簡単に済ませてるとこんな事になります。
ここまで尿石を付着させちゃうとポータブルの高圧洗浄機を使ってもなかなか全ての尿石除去は難しいです。
これは水量だけの問題ではなく多種多様なノズルを駆使するには水量が必要なんです。
排水マスと小便器の尿石除去
トイレまでにストレート桝もあり、そちらも尿石除去をして行きます。
またこのマスからトイレまでも尿石除去をして行きます。
『小便器の流れも悪い』って事やったんですがトラップになってる水封を外せばこんな感じで掃除が甘い事が判明します。
ストレート桝からトイレまでの排水管は尿石の厚みがゴツくなります。
『そら、小便器の流れも悪い訳やわ(苦笑)』
施工後の写真
毎日のトイレ掃除で小便器をここまで綺麗にしてたらまず、流れが悪くなったり詰まらせたりしません。
ストレート桝の尿石もここまで綺麗に除去出来ました。
まとめ
元々は自動車工場内排水の清掃で呼ばれてたんですがそちらは別の業者がやる事になります。
んで、縁があって汚水管の方は山川設備に任せて頂けました。
時間も場所も状況もしっかりと作って頂けたんでかなりしっかりと綺麗に出来ました。
結論から申し上げますと排水管の定期清掃をお勧めしますが、まずはさておきトイレ小便器と土間排水の掃除をしっかりと取り組んで頂きたいです。
たったそれだけの事でもトイレ小便器の流れが悪くなる事はマシになります。