東大阪市西岩田より【お客様用女子トイレの大便器と床の間から水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
今までこのタイプの案件でホンマに便器と床の間からの水漏れだった事は2件くらいしかありません。
大抵の場合はトイレタンク水漏れの伝い水かウォシュレットを始めとする温水洗浄便座の水漏れの伝い水だったりします。
水は上から下に伝うって事をお忘れなく(苦笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると時間帯責任者様がトイレまで案内して下さいました。
何日か前に別の作業員がきて何かしらの作業をしてそれから水漏れが始まったとの事です。
時間帯責任者様によるとトイレを流すと出てきて臭いも酷いって事で若干クレームを入れてきますが前にきた業者はウチじゃないんで『なんだかなぁ~』って感じです。
トイレの品番を確認
さて、まずはトイレの品番を確認して行きます。トイレタンクはSH221BASでした。
手洗いありなんでそちらからの水漏れも調査します。便器とトイレタンクを固定する密結ボルトをペーパーで拭き取ると水気無し!トイレタンクからの水漏れじゃなさそうです。
便器の品番を確認するとTOTO CS220BMって感じなんでリモデル便器となります。
となるとリモデルアジャスターの接続部分に水漏れがある可能性も無くはないって感じです。
水漏れ箇所の調査
まずは1番疑った温水洗浄便座をズラします。すると便器は水浸しになっています。
ペーパーで拭いておきます。
便器の品番確認をしてる時に『ここに水が伝った跡があるんやけどなぁ〜』って思ってたんです。
後、フレキナットにも水漏れ跡があるんでこちらもペーパーで拭き取ります。
温水洗浄便座をズラしてしばらく眺めてましたが便器部分には水が出てきませんが温水洗浄便座からはポタポタ水漏れしています。
温水洗浄便座に絞る
とりあえず温水洗浄便座の品番を確認しときます。
SCSーS300なんですがメーカーは多分SHARPやったと思います。
早速、温水洗浄便座を立ててみるとポタポタと水漏れしています。
温水洗浄便座の水を切る
温水洗浄便座への給水ホースを外しちゃいます。これで温水洗浄便座には水が行かなくなるんで残ってる水が枯れたら温水洗浄便座そのものの水漏れは止まります。
温水洗浄便座から給水ホースを外して水を抜き本体のタンクの蓋も外して水を抜きます。
水が枯れるのを待ってたら時間が勿体無いんで強制的に水を抜きます。
温水洗浄便座の給水ホース跡にはキャップナットをします。フレキ管を延ばしてるから直結でも良いんですが分岐金具を撤去するのが面倒くさいんで(苦笑)
まさかのタイミングでトイレが詰まる
後は通水テストをしたら終了ってトコなんですがトイレを流すと詰まっていました。
到着時に流した時にゴボゴボ音がしてたんで排水桝を確認しました。
とりあえず男子トイレを流してどの排水管から水が出てくるのかを確認して行きます。
明らかに排水管が詰まってるんでしょうがとりあえずローポンプ作業で詰まり抜きしてみました。
なかなか際どいトコに排水桝があったんでカラーコーンでバリケードしました。
掃除点検口が専用工具を使っても開かなかったんで油を差してみたんですがピクリともせず(号泣)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?前に手配された業者さんはトイレ詰まりで来てローポンプ作業で詰まり抜き出来たんだがスッキリせず女子トイレの掃除点検口が開かず男子トイレの掃除点検口と女子トイレ大便器からワイヤーを入れたみたいです。
リモデルアジャスターに何かがあるのか排水管に何かがあるのか…
依頼内容と違うんで流れる様にだけして一旦作業は終了です。
女子トイレの掃除点検口を壊してでも開けてブレードカッターでも通してみたかったです。
現場からは以上です。