小便器詰まり除去作業 ローポンプ作業と尿石除去剤を並行使用
大和高田市西三倉堂より【小便器詰まり除去作業のお見積りをお願い致します。】って依頼が舞い込んできました
いつも言ってるんですが状況とどんな作業をするかで料金が変わるのでぶっちゃけやってみないと分からないって感じなんです。
簡単に詰まりが抜ける時もあるし、あれやったりこれやったり色んな機材を使う時もあります。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して男子トイレに案内してもらうとドアに貼り紙がしてありました。
中に入ってみると小便器にも貼り紙がしてありました。
試しに水を流してみるとほとんど流れず溢れそうになりました。
ローポンプ作業を開始
まずは止水栓を閉めて行きます。
これは自動洗浄小便器なんで勝手に水が流れると作業の邪魔になるからです。
とりあえずローポンプ作業を開始しますが何度か押し込んでやっと水位が下がるって感じでした。
小便器の詰まりの場合ほとんどは尿石が原因なんでこれで流れても安心出来ません。
尿石除去剤使用
水も無くなった事ですし、ここで尿石除去剤のデオライトを入れてみます。
ここで15分待ったんですがほとんど反応しなかったんで小便器のトラップの向こうで尿石が詰まってると考えられました。
流しながらピーピースルーKも入れて行きます。
そっ、この現場は最下流に浄化槽があるんです。
中和しないとエラい事になりますから(笑)
2回目の尿石除去剤
2回目のデオライトを入れて更に時間を置きます。
やはり小便器は無反応でした。
ここで大便器でおしっこをして水を流すと小便器のトラップの水が波打つ事が判明しました。
ローポンプで追撃
なんとなく排水経路のパターンも分かったんで再度ローポンプで追撃作業をしました。
通水テストをするとジャンジャン水が流れて行きました。
ここで何度も何度も小便器の前に立ったり退いたりしてひたすら水をジャンジャン流して行きました。
これ中途半端にやると再発するんでホンマならホースで流しっ放しにするんが良いんですが蛇口が無かったんです。
貼り紙を剝がして作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
今回はローポンプ作業と尿石除去剤でとりあえず流れる様になりましたが、ほとんどの場合は再発します。
一応、元請け様が提案する形になるんですが排水管の中の尿石除去をしなくてはいけません。
小便器の脱着作業、フレックスシャフトでの管壁尿石除去、管内カメラ調査がセットになります。
このままほったらかしにするから排水設備の改修工事とかになるんです。
現場からは以上です。