奈良市油阪地方町より【3階女子トイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ラバーカップ(スッポン)での修理を試みたが、水位低下後もつまり解消されず】との事です。
ローポンプ作業で解消したんですが納得が行かず便器を外すか外さまいか思案しながらの動画も撮影しています。
『リモデル便器ってこんな流れ方やったっけ?』
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとトイレのドアには使えない事をアナウンスする貼り紙もバッチリエビチリでした。
お客様の動きを見てても別の階のトイレに向かうのが確認出来てたんで効果があると思いました。
早速トイレに入ってみると便座の蓋にまで貼り紙がしてあったんで詰まってからは誰も使ってないと思います。
トイレの床を注意深く観察すると溢れさせたのか所々に水漏れ跡がありました。
とりあえず状況を確認する為にトイレの水を流してみると水位が上がって溢れそうになりました。この時点でトイレ詰まりは確定です。
トイレの品番を確認
念の為にトイレの品番を確認して行きます。TOTOのSH30BAKって品番シールを確認しました。
皆さん、品番シールの下にある注意喚起のシールを読んだ事ありますか?このトイレタンクに限らず当てはまる事なんでこれを機会に知ってもらえたらと思います。
さて、今回1番重要なんはこの便器なんですがまずは品番シールを確認します。
TOTO CS80BMって便器なんですがこのBMってのがくせ者でリモデル便器と言われる物です。
便器を外す事態になってたら写真付きで詳しく解説したろって思ってたんですが残念ながら外さなかったんでリモデル便器についての解説はまたの機会に(苦笑)
ローポンプ作業
リモデル便器って便器で詰まってくれてればローポンプ作業で一撃なのにリモデルソケットで詰まると圧が掛かりにくいんでなかなか苦労します。
要は手応えを感じにくいんですよね(苦笑)そんな場合には裏ワザがあって敢えてガチガチにしたトイレットペーパーを大量に作って圧が掛かりやすくしてローポンプを押すと抜けたりします。
これは抜けてからのトイレットペーパーを流す通水テストの写真なんですが流れるには流れるんですがトラップの引き込みって言うか吸い込みが少しおかしいと感じました。
どうおかしいかはこの後の動画をご覧下さい。
どうでした?何か桝詰まりの時みたいな感じでしょ?コッポコポって言うかポッコポコ言ってますよね?
長々とトイレットペーパーを流す通水テスト
納得行かず何度もトイレットペーパーを流す通水テストしててトイレタンクに水が溜まるのを待ってる間に次亜塩素酸水を発見しました。
いつもなら手洗いでローポンプを洗って車に戻ってから次亜塩素酸水を使って消毒をするんですが今回は現場でも消毒出来ました。
兎に角、何度もトイレットペーパーを流す通水テストしてて暇だったんでこんな写真も撮っていました(苦笑)
恐らく誰も興味はないと思われます(号泣)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?何度もトイレットペーパーを流す通水テストしてもちゃんと流れきってくれるんだけど何か気持ち悪い(苦笑)
本来ならば便器を外して確認したいトコですが何もない可能性もあるんで念の為に元請けの水道メンテナンス会社担当者様に連絡して音を聞かせて判断してもらいました。
『気持ち悪いなぁ~』とは言ってはりましたが便器を外さず一旦様子見って判断をされました。(これで瑕疵は無くなる♪)現場からは以上です。