大阪市阿倍野区阿倍野筋より【2F女子トイレ奥側便器詰まり】って依頼が舞い込んできました。
トイレの便器詰まりなんですが今回はローポンプ作業では解消出来ず洋式トイレの便器を外しての異物除去となりました。
カラオケBOXあるあるなんですがグラスの破片が出てきました。
トイレの個室にグラスを持ち込む事も割って破片を流す事も人としてイカれています。
それが例え酔っ払いの介抱で水を飲ませたとしても吐くまで飲むのはイカれています。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは状況確認から
現場に到着して1Fの受付で『トイレは使用禁止にしてますか?』って尋ねると『ちゃんと使用禁止にしてます!』との返事だったんですが2Fに行ってみるとウォシュレットの蓋に使用禁止の貼り紙をしてるだけでした。
ウォシュレットの蓋を上げて状況を確認すると水は引いていたんで『生理用品の可能性は薄いな…』って思いました。
水を流してみると溢れそうになったんでトイレ詰まりは絶賛継続中であります。
はてさて…何が詰まっているのか?
トイレの品番確認
普段ならトイレタンクの正面左上に品番シールが貼ってあるんですが今回はトイレタンクの左面に品番シールが貼ってありました。
TOTO SH670BAがこのトイレタンクの品番です。
便器の品番は?って言うとTOTO CS670Bって事が確認出来ました。
ローポンプ作業で通管作業
詰まってる異物が分からない場合はとりあえずローポンプ作業で通管作業してみます。
ローポンプ作業で一旦は異物を押し込めたんですがトイレットペーパーを流す通水テストをするとトイレットペーパーが残ったり溢れそうになりました。
再度ローポンプ作業をすると解消はするんですがトイレットペーパーを流す通水テストをすると再発します。
洋式トイレ便器の脱着作業
便器の中に何かがあると考え便器を外す事にしました。まずはウォシュレットをズラして外しトイレタンクを外します。
便器を外したらすぐに排水管を確認します。1m位の縦管やったんですが詰まってなさそうなんで次は便器を確認します。
このタイミングで店員さんに女子トイレ全体を使用禁止にしてもらいます。
衝撃の異物が…
外した便器を横に向けて反対側から確認するとグラスの破片が引っ掛かっていました。
グラスの破片は扱いを間違えると切っちゃうんで慎重に取り出します。
これ、切っちゃうとバイキンだらけなんでエラい事になります。
だからトイレ詰まりの修理料金は高いんですがあんまり理由は知られていません。
トイレの復旧作業&通水テスト
まずは便器だけのせてトイレットペーパーを流す通水テストをします。
バケツで水を流してみると流れて行きました。グラスの破片のパーツが足りなかったんですが恐らく流れて行っちゃったんやと思います。
流れたらトイレの復旧作業をして再度トイレットペーパーを流す通水テストを繰り返します。
詰まりの解消が確認出来たら各接続部に水漏れが無いかの確認をして行きます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?水の中にグラスの破片を落とすと見えないんで取り出す時は十分注意が必要です。
ってか、そもそもトイレにグラスを持って言ってはいけません。
まっ、安いカラオケボックスに行ってる人達なんでそもそも民度が低いんかも知れませんが(爆笑)現場からは以上です。