大阪府大阪市中央区道頓堀より【店内従業員用トイレ詰まり】の依頼が舞い込んできました。
この数年道頓堀を昼間に通ると外国人のお客様がたくさん観光に来られています。
勿論、言葉の問題があるから店舗の従業員の方も外国人だったりします。
そうなってくるとトイレの修理に行った時に状況説明を聞くのに日本語を喋れる従業員さんを見付けなくては行けません。
今回の現場では男女各1人日本人の方が居てたので助かりました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると恐らく中国人店員さんに店舗名が合ってるんか確認をします。
『日本語ちょっとしか…』って感じやったんですが『トイレの修理に来た』って伝えると急に救世主を迎え入れる感じになりました。
従業員用のトイレつまりなんで店舗の1番奥まで案内されました。
一応、貼り紙もしてあったのでホンマに使えてなかったみたいです。
トイレに物がありすぎてごちゃごちゃしてる状態なんで『ちゃっちゃと済ませたい』って思いながら水を流すと溢れそうになりました。
ちなみに到着時には水が引いてたんで生理用品の可能性は低いと判断してます。
トイレの品番確認
最近恒例のトイレの品番確認をして行きます。トイレタンクはTOTO SH221BAでした。
実は便器の品番確認もしようとしたんですが品番シールが無くなっていたので不明です。
トイレの品番確認してる間にどの位、水位が下がるんか見てたんですがほとんど下がらなかったんでまあまあのトイレつまりと判断出来ます。
こんなけごちゃごちゃしてるトイレ内なんで『何か落としてる可能性が高いなぁ~』って思いながら次の作業の準備をします。
ローポンプ作業
右奥にスッポン(ラバーカップ)があるから上手に扱える人が居るとするなら押しに押してる筈です。
いつもの通り引いて引いてってやりますが最後のポンッの手応えが生理用品のパターンに似てました。固いって感じです。
一応、押して押してってパターンも試してスッカスカの手応えになったんですがこのパターンは流しちゃいけない物に大量のトイレットペーパーが引っ掛かってた感じです。
トイレを流すと水は流れる様になりましたが引き込みがおかしかったので『便器に異物か?はたまた排水管の詰まりか?』って感じです。
裏口の扉を開けてパイプスペースがあるのを確認しましたが物を大量に積んでるんで扉を開けれません。
地下にも飲食店があったので汚水槽の不具合の可能性も否定出来ません。
洋式便器の脱着
トイレ内のごちゃごちゃしてる物は全て出してもらって洋式便器の脱着をして行きます。
通路もごちゃごちゃしてるんで狭いトイレ内でバラして行きます。
便器に異物が引っ掛かってたら便器を横に向けなアカンので嫌やなぁ~って感じで便器を外して見ると排水アジャスターに異物が引っ掛かってました(苦笑)
さっ、写真を拡大出来る人は拡大して確認してみて下さい。
ダブルバーフックが排水管に引っ掛かってトイレットペーパーが引っ掛かるって感じです。
異物の除去
排水管から取り出すのも硬くて苦労したんですが、『よくこれがトイレのトラップを越えたよなぁ~』って感心しました。
トイレタンクの上の棚から落としたのは明らかなんですが落とした時に音で気付かなかったんでしょうか(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?トイレを元通りにして床をトイレットペーパーで拭きながら、そのトイレットペーパーを流しながら通水テストをしてました。
そもそもトイレットペーパーがダブルなんで大量に流すと詰まってしまいます。
掃除をしながらローポンプも手元にあるんでどの位のトイレットペーパーだと詰まるのか試しながらです。
修理が完了してから確認してもらったら物凄い嬉しそうな顔をしてくれたんで報われた気がしました(笑)