大阪府大阪市生野区新今里より【洋式トイレにガラケーを落とした】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【手を突っ込んだけど手には当たらない、ひょっとしたら流れて行ったかもやけど不安やから見て欲しい】って感じです。
洋式トイレって言っても色んなタイプがあるんでアレですが久々にトイレつまりやのにローポンプ作業を試さず便器の脱着作業をしました。
さて、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
とある老人ホーム様からの依頼やからか車椅子で入れるトイレで使用禁止の貼り紙がしてありました。
現場に到着して『おじいさんかおばあさんが落したんですか?』って聞いたら『実は職員が落したんです…』って話です。
トイレの中は車椅子が入っていけますから広いんです。
ただ、よく見るとタンクレストイレでした(苦笑)
トイレの品番確認
便器の蓋の裏を見れば品番確認が出来ます。
TOTO TCF9563 ネオレスト D1ってタンクレストイレでした。
便器の品番はTOTO CS966Bなんですが恐らく販売終了モデルやと思います。
『トイレのつまりやったから詳しく調べてないけど(笑)』
詰まってるかの確認
『ひょっとしたら流れちゃってるかも?』って言ってはりましたがトイレットペーパーを流す通水テストをするとこんな感じになります。
『あっ!そうやったら確認出来るんや!どないやろ、取れますか?』って聞かれたんで『便器を脱着したら取れると思いますよ!ネオレストはローポンプ作業を試しても無駄やと思います!』って答えました。
ネオレストの脱着作業
奥のサイドカバーを外して止水栓を閉めます。一応確認の為にリモコン操作を行って水が流れない確認をします。
止水栓を閉めたら雑巾を下に敷いてゆっくりとナットを緩めます。残ってる水か止水栓がボケてるかの確認をして行きます。
予想ではここまで到達してるかなぁ~って思ってたんですが排水ソケットまでは到達してませんでした(苦笑)
便器を横に向けて出口を覗くとガラケーが確認出来ました(苦笑)
この写真は引っ張り出そうとして押し込んじゃった写真です。
ガラケーの救出
マイナスドライバーでクンッと押し込もうとしたんですが失敗して車に戻って特殊工具で押し込んで入ってきた側から取り出しました。
便器のトラップの向こう側に引っ掛かっていたから濡れてはいましたが電源は入ったまんまでした。
とりあえずバッテリーを外して乾かせばガラケーは使えそうです。
便器の復旧作業
まずは便器の復旧作業をします。便器を置いて給水ホースを繋いで通水テストを行います。
問題が無ければトイレットペーパーを流す通水テストを試します。
手すりも復旧作業をします。それが済んだら更に何度か通水テストをして行きます。
これはトイレの流れも見てますが止水栓と給水ホースの繋ぎ目からの水漏れを確認しています。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ローポンプ作業の達人と言われてる山川設備でもネオレストにガラケーを落としたなら引き出せる可能性は低いです。
ってか、これが汚物やトイレットペーパーの流し過ぎが原因ならネオレストでもローポンプ作業で解消させれるんですが(苦笑)
ちなみにネオレストにガラケーを落としたパターンでローポンプ作業で解消させれた事はありません(笑)