柏原市国分西より【トイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと同業他社のパイセンから【新人がハマっているから応援に行ったって!】との事です。
どの程度のレベルの子か?どの程度の装備で立ち向かってるのか?は全く聞かずにとりあえず体が空いてたんで見学がてらに応援に行く事にしました。
冷静に考えたら業者さんがハマってる現場なんで難航現場なんですが新人ってキーワードで完全にナメていました(苦笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとその新人さんが待ち構えていて話を聞くと『ローポンプ作業をして抜けず便器脱着を開始したトコです!』との事です。
連絡が入ってから到着までに1時間は経ってるんですがタンクすら外れてない状況でした。
汚物をバケツにシュポシュポで汲み出してるんで水位が下がっていますからそのまま作業を交代して便器脱着を開始しました。
ただ、トイレ内に縦管があるパターンなんでそんなに距離は無いと思っていました。
タンクはすぐに外れたんですが便器と配管を繋ぐパッキンが固着しておりなかなか外れません。
あんまり無理に行くと縦管が動いてたんで折れる可能性があると考えて途中で断念してトイレタンクまで復旧させました。
ローポンプ作業
一旦トイレを復旧させてローポンプ作業を試してみました。新人さんのローポンプが動きが悪かったんで自分のローポンプを取りに戻ってやってみましたがやはり抜けません(疑ってごめんよ!)
何度も引いたり押したりを繰り返しますがうんともすんとも抜けません。
この辺りで『ローポンの良し悪しじゃねぇ~なぁ~マヂのヤツやん?』って思い始めます。
バリュー・オーガ降臨
そんな訳で次に試すのは最近デビューしたバリュー・オーガです。
『縦管までで詰まってるならこれで何とか出来るっしょ!』なんて思いながらワイヤーを突っ込みましたが縦管までのトコまでしか届かず、そこまでのトコはスッカスカの手応えでした。
この辺で『縦管詰まりはホンマやったんか!』って思いました。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
これでダメなら『割ってでも便器を外し(ホンマは割りませんよ)排水管から直接ブレードカッターを突っ込んだろ!』って思いながらワイヤーを通して行きました。
幸い2mを超えた辺り(縦管に入って1・5m)で詰まりは抜け始めました。
抜けたタイミングで通水テストをしながら通管作業に切り換えました。
ワイヤーを戻してからトイレットペーパーを流す通水テストをしたんですがすぐに再発したんでこのタイミングでローポンプ作業をするとドンっと抜けました(やれやれだぜ…)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?電動フレキシロッダーFREで通管作業する際に使ったワイヤーは8mmのシングルワイヤーでドロップヘッド小を装着してました。
8mmのベーシングワイヤーの方が柔らかいから『向いてるかなぁ~』とも思ったんですが配管の曲がりで帰ってくるリスクを考えた決断でした。
シングルワイヤーだとどうしても便器に黒色の線傷を付けちゃうんですが今回はそんな心配をしてる余裕はありませんでした。現場からは以上です。