枚方市出屋敷元町より【男子トイレ大便器が詰まってしまった】って依頼が舞い込んできました。
良くある話で『スッポン(ラバーカップ)をしたら勝手に水が流れて床が水浸しになってしまった』って感じです。
世の中には良い情報が溢れていますが全部が全部当てはまる訳ではないんで適当に都合のいい話だけを端折って聞く人は痛い目に遭います(爆笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとトイレの入り口に【清掃中】の看板でバリケードされてて個室のドアには使用禁止の貼り紙があったんですがドンドン説明してきはるんで写真が撮れていません。
『まっ、後から撮ったらいいか!』なんて思いながら後回しにすると結局忘れちゃったって感じです。
トイレに入ってすぐのトコから床は水浸しだったんである程度予想をしてたんですが個室に入って便器を確認すると表面張力でギリギリって言うトコまで水位が上がっていました。
案内してくれた女性店員さんが中で掃除をしてた男性店員さんに向かって『エラい事になってるやん!酷なってない?』って言ってはります。
男性店員さんの返事が『スッポン(ラバーカップ)やったら勝手に水が流れ始めてん!』だったんで『なるほどなるほど…圧がトイレタンクに逃げて排水弁が上がっちゃったパターンね(苦笑)』なんて思いながら何でそうなったかの説明をして作業をして行きます。
吞気にトイレの品番確認
男性店員さんが一生懸命に床をモップ掛けしてるのを尻目にトイレの品番確認をして行きます。
いつものTOTOの文字の側には品番シールが貼ってませんでした。
そんな場合はトイレタンクの左側や右側をご覧下さい(苦笑)このトイレタンクは左側に品番シールが貼ってありました。
ちなみにSH60BAって感じで品番確認が出来ました。
便器の品番確認をすると通常通りの位置に品番シールが貼ってありCS60Bの便器だって事が確認出来ました。
ローポンプ作業で通管
一応、作業前の写真を撮らなアカンからローポンプを置いたんですが水位がありすぎてプカプカ浮いてる状態でした(爆笑)
勿論、多少の水はこぼれ落ちてしまいます。この状態で次回スッポンする前にしなきゃいけない事をお伝えさせて頂きました。
スッポン(ラバーカップ)をする前は必ず止水栓を閉めて下さい(苦笑)
ローポンプ作業をやってみると一撃でトイレ詰まりが解消させれたんですが今回は引いて引いてポンッのリズムではなく一気に引くって抜き方をしました。
そばに居た男性店員さんが『うそぉ~!もう抜けたんですか!』ってめっさ良い反応をしてくれました。
抜けた瞬間からすぐに通水テストを始め何度か水を流してからトイレットペーパーを流す通水テストに切り替えます。
トイレットペーパーを流す通水テストを無難にこなしたら作業は終了です。
先程男性店員さんに排水弁が上がる仕組みを説明したんですが水位が元に戻ったんでスッポンの圧が逃げる穴も教えちゃいました(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?極論をいうとTOTOのSH60BAのトイレタンクが乗ってるCS60Bの大便器にはスッポンは使えません(多分…)
ローポンプ作業もぼったくり業者がやってる圧を逃がしながらの作業だとトイレタンクに圧が逃げちゃった場合水が流れちゃうから必ず最初に止水栓を閉めてるハズです(大暴露)
逆に言うとしっかりローポンプを当てれば仮に押すにしてもトイレタンクに逃げる穴は塞げているハズなんで止水栓を閉めなくても行けると思うんですが(知らんけど)
このチェーン店様は最近各店舗にローポンプを導入してるそうです。(そりゃそうだろな自分達でやったら工賃要らないもん)
って事は一見仕事が減りそうなんですが実は減りません。ローポンプを持ったら持ったで別の問題を起こしてくれるからです。そんな簡単に扱える代物じゃないんで(苦笑)
ローポンプローリングサンダーハリケーンって技が使える様になるまでに5年は掛っちゃいますから(それっぽいだけでそんな必殺技はありません)
現場からは以上です。