友達から【台所の水道が壊れてんねん!レバーが外れてるし水漏れもしてる!治して欲しい】って依頼が来ました。
色々と口で説明してくれるんやけど、どんな水栓なのか聞いても、なんかようわからんかったので、「とりあえず見に行くわ!」と返事して伺いました。
築20年ほどの分譲マンションなので、システムキッチンでワンホールシングルレバーかなぁって想像しながら友人宅へと向かいます。
【状態確認】
友達の(仮にKさんと呼ぶことにします)Kさんのマンションに着き、電話するとちょうどKさんが買い物から帰って来たところでマンションの下で合流しました。
部屋に入ると、「とりあえずお茶しよう」とコーヒーを出してもらいました。
久しぶりに会うので、それから30分ぐらい喋ってました(苦笑)
ちゃっちゃと終わらしたかったので、タイミングを見計らって、「先にやってまうわ」と作業に入ります。
水栓を確認しながら話しを聞くと、「前に食洗機を置く為、水道屋さんに工事してもらった」との事でした。
私の浅い知識では、スパウトの下に分岐金具を取り付けるタイプしか知らないのですが、スパウト自体が分岐金具と一体になっているタイプでした。
元々ついていたスパウトも保管していたそうですが、レバーも壊れてるし水漏れも酷い状態なので、水栓を交換する事になりました。
シンクの下はパンパンに物が詰まっている状態でしたので、片付けでもらい、点検口を開けて確認して行きます。
銅管で本体はナットで固定してるタイプです
【古い水栓の解体】
止水栓がついていないので、全体止水して作業のはいります。
銅管の接続部分を外し、本体の固定ナットを外れて解体していきます。
比較的スペースが広かったので、固定ナットをちびモンキーで回して見ると、古い割にはスっと緩みました。(専用の工具を忘れて来たのでラッキーでした)
固定ナットが外れたら上に引き抜くのですが、スっと抜けなかったので、銅管を切断し解体しました。
解体が終われば、後は簡単です。
【新しい水栓の取り付け】
取り付けた水栓は、TOTO 台付シングル13 TKGG31Eです。
最近のワンホールシングルレバーは台座を上から取り付けが出来るので楽勝です。
台座を固定し、本体を取り付けます。
(ここの写真は撮り忘れました。)
次に給水管、給湯菅にワンタッチソケットを取り付けます。
止水栓を取り付けた方が良かったのですが、予算の都合で無しになりました。
ワンタッチソケットにフレキ管を差込み、カチッと音がしたのを確認しました。
この接続がちゃんとしてなかったら、この時に水漏れしてなかっても、外れて大変な事になるそうです(汗)
Kさんに見といてもらい、止水栓をじわっと開けて行きます。
メーターもすぐ止まったので、キッチンに戻って水漏れ確認をおこないます。
エアーを抜いて通水後、キッチンペーパーで接続部分を念入りに確認しました。
水漏れが無いのを確認し、交換作業は完了です。
最後に点検口を閉めて、任務完了です。
【まとめ】
近頃、DIYが流行っていて、ホームセンターやネットで水栓を購入し、自分で取り付ける方もいらっしゃいます。
今回はモンキー2本で作業出来ましたが専用工具が必要な場合もありますし、ナットが錆び付いて動かなかったりして、解体が上手いこといかない場合もあります。
今回のように全体止水して作業してる途中で手に負えなかったら、トイレも使えない状態になってしまい、緊急対応の水道屋を呼んで、余計な費用がかかってしまう事もあります。
何よりも、しっかり接続できていないと、のちのち水漏れしたという事にもなりかねません。
それがマンションやったら、階下漏水させると凄い金額の損害賠償を負うはめになります。
水道工事を簡単に考えると、痛い目に会う(私も以前はそうでした)ので、くれぐれも注意してください。