三田市寺村町より【厨房内 手洗いシンク給水管 管が劣化しジョイント部分や蛇口から水漏れが発生している為、点検及び修繕をお願い致します。】って依頼が舞い込んできました。
元請けの水道メンテナンス会社からの連絡に『往復の高速代を出すんなら…』ってやんわりとお断りしたんですが『誰も行ってくれへんから高速代出すし行ってぇ~!』との事です。
『ぐわぁ~行くんかいっ!直線距離で60kmやで?三田は寒いで!もっと条件付ければ良かったぁ~』って思いながら現場に急行しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
現場に到着したらコスチュームを装着します。って言っても帽子とマスクをするんだけですが(笑)
お客様の指定があれば帽子とマスクくらいなんのそのなんですが怪しさ爆発、入店したらビビられるんです(おたくらの指定やがな…)
厨房内の手洗いシンクに案内され状況を確認するとツーって感じで水漏れしてました。
『これはスピンドルセットを交換すりゃ直るかな?』と思いながら止水バルブを探してとんでもない物を見ます。
銅管直結立水栓?
『がびぃ~ん!被覆銅管の直結やん!立水栓の固定もグラグラやん!ってか銅管もピンホール入ってるやん!』
『うぅ~ん…どうやって直せば予算内に収まるんだい?うんっ、邪魔くさい、最低限風は無理だから事後報告パティ~んで行こう!』なんて思いながら出来る事をやっつけて行きます。
テクタッチにボールバルブで止水だ!
給湯器のゲートバルブを閉めてもピシャって止まらないから銅管溶接は無理と判断して(全体止水しても良いなら止めれるけど…)
テクタッチにボールバルブをセットして被覆銅管を切るんやけど本来ならばシンクの下で切ればシンクが外せるから楽勝やねんけど接続しろが継ぎ手が邪魔です。
仕方なくここで切ったんやが後が大変(涙目)
立水栓の解体撤去
『ボケぇ~!誰がこんな施工したんじゃ~!』なんて思いながらマルチソーを使って立水栓の解体撤去をして行きます。
立水栓と銅管の残骸を見ながら『せめて何で立水栓の固定をせんかったんやろ?』って想いに黄昏てる時間はありません。何てったってアイドル♪…違った、何てったって営業中ですから(苦笑)
立水栓を取り付ける
はてさて立水栓の取り付けをして行きます。こんなのシンクを外せばおちゃのこさいさいなんですがシンクは外せない状況…
この特殊工具を使って立水栓の取り付けをして行きます。
そうそう、取り付けたのはミニセラ水栓でスパウトを鶴首スパウトのカスタマイズしてます。
立水栓の固定もこれこの通りバッチリエビチリに仕上がってます(笑)
フレキ管を新設
フレキ管を作って立水栓に接続して行きます。
ボールバルブ側もフレキ管を接続して行きます。
フレキ管の加工施工が終わったら通水テストをして行きます。
まとめ
そんな訳でどないでしたか?ミニセラ水栓に鶴首スパウトのカスタマイズで元々の使い勝手は変わりません。
どちらにしても被覆銅管がまあまあボロボロやったんでどこかのタイミングで給湯管の切り換え工事になるとは思いますが、給湯管が破裂かピンホールが入るまではこれで良いと思います。
予算を全く考えずに作業をしてたんですが何とかちょっと超えただけで済みました(超えたんかいっ!)現場からは以上です。