多目的トイレ詰まり ローポンプ作業で解消しない排水管の詰まり
京都市山科区より【多目的トイレ詰まりの為調査及び修理対応をお願い致します】って依頼が舞い込んできました。
朝一から伏見区でYouTube繋がりの元請け様からトイレ詰まりの案件、そこから岸和田市のトイレ詰まりの案件だったんで『また京都市かよ!しかも山科区かよ!』って思ってやんわりと断ったんですが通用せず行ってきました(号泣)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとローポンプの様な黄色の物が突っ込んであってそのままにしてありました。
どうやら最近、全店でこれを導入して自分達で直してるんやと思います。
試しに水を流してみると水位が上がり危うく溢れそうになりました。
トイレの品番確認
『壁排水や』って聞いてたんでトイレの品番確認をしていくとTOTO SH230BAでした。
便器の品番確認するとTOTO CS230BPと確認出来ました。
ローポンプ作業で詰まり抜き
とりあえず定石通りにローポンプ作業で詰まり抜きを試して行きます。
動画にもありますがとりあえずの詰まり抜きはローポンプ作業で解消させれました。(動画は後ほど)
便器を綺麗に清掃してトイレットペーパーを流す通水テストをしていくとここで問題が発生します。
すぐに再発して、また流れて行くってな具合です。
遂には水だけ流してもトラップが破封を起こしてしまいます。
ここで自分は『排水管の詰まりやな』って思いますが、念の為に元請けの水道メンテナンス会社の担当者様に連絡をして状況を説明して次の作業に行くかの判断を仰ぎます。
掃除点検口の存在
掃除点検口の蓋を開けようと思ったら元請けの水道メンテナンス会社の担当者様が『それ、接着されてへんで!』言うからこじってみたらポコんって外れました。
掃除点検口の中を確認すると底にバリウム的な物が沈殿しており水が溜まっていました。
ただ、この程度だと管勾配が悪いだけなんかもしれません。
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
トイレからホースを繋いで通水テストをすると溜まってた水がドンドン水位を上げて行ったんで電動フレキシロッダーCREでの通管作業をする事になりました。
さて、大きな排水管をワイヤーで通管作業する場合にはヘッド類の選択が大事になります。
ブレードカッター75、ブレードカッター57、異径グリスカッター54のどれにするのかが腕の見せ所なんです。
今回はドロップヘッド大をブレードカッター75に変更しました。
これが上手く行って詰まり抜きに成功したんで水道全開で通水テストをして行きます。
掃除点検口に溜まってた水も逆勾配ではなく排水管の詰まりによる物でした。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
ただ、【閲覧注意】となっていますんで自己責任でよろしくお願い致しますm(_ _)m
【トイレつまり修理 ローポンプしても解決しない排水管つまり❣️】←YouTube
現場からは以上です。
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