芦屋市春日町より【厨房排水管詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【グリストラップの流れが悪く洗い場シンクを使うと水位が上がってくる】って感じです。
グリストラップが溢れたり排水管が溢れるといった排水詰まりはある日突然起こります。
前もって対処してれば日程や時間の調整を出来るんですが詰まってからの行動ではまさしく緊急対応になっちゃいます。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると依頼内容ではどの排水が詰まっているのか分からんかったんですが時間帯責任者様はグリストラップの方を案内してくれました。
『ここです!』
『はぁ~』
『洗い場シンクを使うと水位が上がってくるんで極力使わない様にしてます。』
『なるほど、分かりました。』
早速グリストラップの排水トラップを確認すると確かに排水管に水が溜まってる状態でした。
これ縦管なんで水が溜まってるって事は詰まってるって事です。
車に電動フレキシロッダーCREを準備しに行くついでに排水桝の確認もして行きます。
飲み物のカップの蓋やストローが排水管の出口に引っ掛かってましたが丘上げだけしときました。
この排水桝は全く関係ないんでとりあえずスルーします。
電動フレキシロッダーCREを準備
ピロティ店舗なんでグリストラップは2Fにありますから力の強い電動フレキシロッダーCREを準備します。
多分、電動フレキシロッダーFREでも行けそうなんですがこの店舗、グリストラップに曝気装着を付けてるんで『ひょっとしたらガチ詰まりかも知れん』って思ったんで(苦笑)
グリストラップの下流側なんで普段ならドロップヘッド大やグリスカッター37なんかから通管作業を始めるんですが今回は何を思ったかブレードカッター75に変更しちゃいました。
一気に勝負をかけて行きます。
ワイヤー通管作業を開始
早速ワイヤーを通して行き通管作業を開始しました。入ってすぐの曲がりで抜ける事も多々ありますが今回は難航を極めます。
洗い場シンクでは溜まりに溜まった洗い物が積み上がっているのでちゃっちゃと詰まりを抜かなきゃいけません。
ただ、曝気装置に頼ってた排水管の油脂の塊は半端なく固いんです。
この辺の格闘っぷりはどうぞ動画でご覧下さい(笑)
https://youtu.be/QzxmqywWXQU
動画にもありましたがブレードカッター75の威力は凄まじいんですがそれでもそこそこの時間が掛かりました。
通水テストを十分に行い問題が無ければ作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?この店舗では床に水を撒く習慣が無く床に防水もしてませんからグリストラップが溢れる、それは即階下漏水に繋がります。
グリストラップの清掃をしてても曝気装置が付いてると排水管を付いてない場合より詰まらせちゃうんで排水管の定期清掃を強くお勧めします。
曝気装置が付いてないグリストラップがほとんどなんですが単純に自分達で掃除をすればタダなんで頑張って下さい。現場からは以上です。