大阪市天王寺区上本町より【厨房内の排水口の詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【色々な箇所の排水が流れてくるため細かなゴミが時間を掛けて積り、排水管内を詰まらせたものと思われます】との事です。
実際の現場では最悪の結果だったんですが、これで排水桝の改修工事が確定したんで結果的には良かったんかも知れません。
2019/07/13にも同じ様な依頼内容で来て結果が出せなかったんでちょっと意地になってしまいました(苦笑)
前回の作業【厨房内の排水溝 詰まり ドレンクリーナーで通管出来ず】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると時間帯責任者の方が申し訳なさそうな顔で出迎えてくれました。
『またコイツが詰まったんですね(苦笑)』って言いながら調査を開始します。
前回の作業では詰まってる排水口からドレンクリーナーを使って通管作業をして結果が出せなかったんで他の方法も模索しました。
洗い場シンクの下を覗くと掃除点検口があり蓋も外せたんで『今日は10mmのワイヤーを入れてみよう』と思いました。
電動フレキシロッダーCREを使って通管作業
前回の作業では電動フレキシロッダーFREで通管作業を8mmのワイヤーでやって結果が出なかったんで今回は電動フレキシロッダーCREを使って通管作業をしようと思いました。
こんな感じで10mmのワイヤーを通して行くんですが、そもそもこの時点で間違っていました(苦笑)
前回同様にワイヤーはスルスル入って行きますが手応えがおかしいんです。
ワイヤーを戻してみると異物は絡みついてきますが兎に角手応えがおかしいんです。
洗い場シンクの下の掃除点検口から
あまりにも手応えがおかしいんで洗い場シンクの下の掃除点検口からもワイヤーを通してみました。
すると排水口の方からワイヤーのカラカラとした音が聞こえてきました。
排水口が取れる事が判明
ここで元請けの水道メンテナンス会社に『前回、ワテがギブアップしてから誰を入れたん』って聞きました。
どないして抜いたのか聞こうとしたんですが薬剤を使って抜いたそうです。
更に前々回に行った人の情報も聞けて排水口が外せるって話なんで自分も外してみました。
この時点で『これ、排水桝に排水口を被せてるだけで水封トラップを外してるから詰まったんや』って事まで分かりました。
排水桝からの通管作業
排水桝から手を突っ込んで手当たり次第に排水管にワイヤーを通してみました。
駄菓子菓子、どの排水管にワイヤーを通しても外に行く排水管じゃなかったんです。
手を突っ込んでいると排水桝が崩壊してるんも確認出来たんで水を抜く事にしました。
汚泥汲み上げ
タッパーを使ってバケツ類に汚泥を汲み上げて行きました。
大量のイカ(バクテリアの塊)も出てきました。めっさ臭いです(苦笑)
汚泥を汲み上げて行くと色んな物が見えてきました。
恐らくメイン管であろう排水管が見えてきました。
手を突っ込んでみるとデカい岩が入っています。
それもその筈、排水桝の崩壊で排水管は落ち、周りの土砂崩れが排水管の中に侵入してました。
マルチソーを使って排水管を上を切ってデカい岩を出そうとしましたが上手く出せませんでした。
まとめ
逐一、元請けの水道メンテナンス会社に報告をしながらの作業やったんですが排水桝の工事は別の業者さんがやるって事が判明したんで作業を止めました。
洗い物をするのに水を使っていると排水桝の水位はすぐに上がってきました。
前回の作業では全く理解出来なかった物が今回は面倒な作業になりましたが原因が判明したんで良かったです。
後は工事をする業者さんが頑張って排水桝の改修工事をするんやと思います。
何日間営業はストップするんかな?現場からは以上です。