大阪府大阪市天王寺区悲田院町から【トイレつまり】の修理依頼が舞い込んできました。
過去に何度もトイレを詰まらせてて山川設備も何度も修理に行ってます。
そんな店舗なんで何の疑いも持たず、ローポンプをバケツに入れて最低限の工具が入った腰袋をぶら下げて現場に入りました。
ひと通りの写真を撮る過程で『んっ?これ、トイレつまりと違うかも』って気付きました(苦笑)
そんなトイレタンクの修理をいつもの様にたくさんの写真を使って詳しく解説したいと思います。
まずは状況確認から
現場に到着するとガムテープでバリケードを作り貼り紙までありました。
トイレのドアを外から鍵を掛けれないならこれはこれでありかも(苦笑)
依頼内容が【トイレつまり】なんでこの時点ではそう思い込んでいます。
報告用兼ブログ用の写真を撮って行ってます。
トイレの品番確認
トイレつまりにはトイレタンクの品番は全く必要無いんですが統計を取る為に撮ってます。
これが後から役に立つとは思ってませんでしたが(苦笑)
勿論、便器の品番も必要無いんですがこの写真を撮る時にある事に気が付きます。
トイレの水漏れ
『どんな感じのトイレつまりなんやろ?』って思いながら便器の蓋を開けるとチョロチョロと水漏れしてるのに気付きました。
この時点で『ひょっとしたらトイレつまりじゃないかも?』って思いました。
便器の品番写真を撮る時に気が付いたタオルなんですがトイレタンクの左側のボルトからの水漏れを受ける為に置いてたみたいです。
トイレタンクの中の確認
トイレタンクの蓋を開けると水が出っ放しの音が聞こえます。
有線の音がうるさいんで蓋を開けるまでは気付いてません(苦笑)
内蓋がちゃんとハマってないからダイヤフラムの噴水が伝ってタンクの下から漏れるんです。
止水栓を閉め内蓋を開けたらこの状態でした。浮き球が行方不明です。
排水弁が閉まってない状態で便器がチョロチョロ漏れなんでこの時点で『ダイヤフラムはアウトやな』って思いました。
排水弁に挟まってた浮き球を発見しました。もしダイヤフラムが生きてるならジャジャ漏れになってる筈なんです。
トイレつまりの修理のつもりで来てますからローポンプ作業する気満々でそれしか持ってきてないからとりあえず一旦、そのまま取り付けてみました。
内蓋のみ閉めて(手洗いありは蓋も閉めなあきません)止水栓を開栓するとトイレタンクの中からシューシューと音が聞こえてます。
『トイレタンク、アウト!』
トイレタンクの修理
車に戻って排水弁とダイヤフラムを持ってきます。
このチェーン店は予算が決まってて超えなければ怒られないから排水弁とダイヤフラムを同時に交換します。
ダイヤフラムと排水弁の交換は同時に交換しといたら後々安心です。
ダイヤフラムだけ交換して排水弁の交換せずにいてると水漏れの原因によってはすぐにダイヤフラムがダメになります。
修理方法手順
まずダイヤフラムと排水弁を解体撤去します。
慣れた人なら簡単な作業ですが下手くそや素人さんがやると折れる箇所があるんで十分注意が必要です。
山川設備はダイヤフラムを取り付けてから排水弁を取り付けます。
どっちからでも良いとは思いますが浮き球は最後にします。
浮き球を後回しにするんはスペース的なもんです。
レバー操作してみてチェーン調整をして行きます。今回は大小共に5玉のセッティングにしました。
通水テスト
内蓋までは閉めてトイレットペーパーを流す通水テストをして行きます。
そもそもの依頼内容は【トイレつまり】なんでトイレットペーパーを流すテストで詰まって無いかの確認をします。
同時にダイヤフラムの動作確認、便器のチョロチョロ漏れの確認もします。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?トイレタンクに水が出っ放しで溜まらないって症状だったんですが【トイレつまり】ではありませんでした。
浮き球なんて普通なら勝手に外れないんでいたずらか分かった顔した人がイキって外したんやと思いますがいたずらやとしたら相当マニアやし悪質です。
そもそもダイヤフラムの交換で素人さんが失敗するんが浮き球の解体撤去ですから(苦笑)
トイレ修理は無事終了、現場からは以上です。