枚方市樟葉より【お客様用トイレの詰り トイレが流れにくいとの事なので併せて点検依頼】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【7月1日に他業者さんが行って便器を外して洗剤の蓋を取り出している】との事です。
しきりに『トイレタンクの水量が弱い』ってアピールしてはったんで『SH系のダイヤフラムの故障っぽい事をいうなぁ~?』って思いながら現場に向かいました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると男子トイレ、男女兼用トイレ、女子トイレの3台があり1番左の男子トイレのドアに【使用禁止】の貼り紙もバッチリエビチリでドアに鍵まで掛けてくれてました。
これ以上のない対応で業者を待つまでの間はこの様に使えなくしてお待ち下さい。
早速トイレをチェックするんですが溢れた様子も無かったんで振り返ると『今日抜けたんですがずっとこんな事の繰り返しなんです』との事です。
とりあえず便器を見てみると詰まっている様子はなく何度か水を流すとスカッとはしませんが何とか水は流れて行きます。
次にトイレットペーパーを流す通水テストをすると最後にちょろっとトイレットペーパーが残るって状態でした。
このトイレットペーパーを流す通水テストを何度かしたんですが毎回トイレットペーパーがちょろっと残るんで『便器に何かおるな…』って思いました。
トイレの品番確認
ここでトイレの品番確認をしました。TOTOのSH371BAってトイレタンクだったんで水量が少ないって店長さんに言われてたんですがひょっとしたらダイヤフラムの故障かも知れないんでそこも併せて確認してました。
便器はTOTOのCS370って便器なんですがこのパターンの組み合わせは排水ソケット辺りに引っ掛かる事が多いんで便器を外す事にしました。
洋式トイレ 便器を外す
とりあえず便器を外して排水ソケットから排水管を覗いたんですが特に何も見えませんし水が溜まってる様子もありません。
このタイミングで店長さんが『男女兼用トイレも女子トイレも順調に流れてる』って言ってたんで便器側が疑わしいと思いました。
便器の反対側から覗いてみたんですが特に何も見えませんでした。
ただ、ここまでの状況確認では確かに流れは良くなかったんで反対側から布巾を詰め込んでみました。
布巾を押し込んで行くとプラスチック製の異物が出て来ました。
これはなかなか目視では見えません。布巾チェックしといて良かったぁ~♪
トイレ復旧作業
何度か布巾を通してみて便器の中に異物が無い事を確認してからトイレを復旧させました。
トイレを復旧させたら早速トイレットペーパーを流す通水テストをして行きます。
トイレットペーパーを流す通水テスト何度か繰り返して流れを確認しながら水漏れ確認を同時進行でして行きます。
問題がなければ作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?このプラスチック製の異物がどのタイミングで入ったのかは分かりません。
7月1日に来て便器脱着作業をして洗剤の蓋を取り出した他業者さんが見逃したのか?
はたまたそれ以降に誰かが落としたのか真相は闇の中です。
便器脱着作業時は布巾を通すってのをいつもやってるんは1つでも不安要素を消す為です。
これさえやっときゃ便器の中の異物を見逃す事は避けれます。現場からは以上です。