大阪市北区天神橋より【水道管を破損させてしまい水漏れが止まらない状態】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【水道メーターの止水バルブを閉めたんだが水が出続けてる】との事です。
『うぅ~ん…水道メーターの止水バルブを閉めても水が止まらないって事はバルブの故障も考えられるからまあまあハードな止水作業になりそうやな』なんて思いながら現場に急行しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは水漏れの状況確認から
現場に到着すると人だかりが出来てて現場は騒然となった雰囲気でした。
商店街の入口付近にある小さなビルの1階奥の店舗で事件が起きた様です(ただの水漏れだが)
人をかき分け奥の店舗に辿り着くと業者さんっぽい人が水漏れ箇所を呆然と見ながら立ち尽くしていました。
床からフワッフワ水が湧いてきてる状況でした。実はビルの入口にビル全体の水道メーターボックスがあるのは見ていたんですが触らず一旦中に入りました。
話を聞くとこの位置に券売機があってアンカーボルトをどやこやしたら床から水が溢れてきてさぁ~大変となったそうです。
アンカーボルトを埋めた時なのか抜いた時なのかは正直パニックになってはったんで聞き取れませんでした(そもそもそんな事はどうでも良い話)
『水道メーターの止水栓ってどこの止水バルブを閉めたんですか?』って聞き見に行ったのはパイプスペース。
1階の2店舗の止水バルブがあって片側は閉めてはりました。
水道メンテナンス会社に連絡
この案件は元請けの水道メンテナンス会社様の案件だったので状況を説明しようと思い電話をするも担当者様が不在で判断が付きません。
一旦ビル全体の止水バルブを閉めて止水出来るのかを探ろうかと考えました。
この時点でエレベーターも水に浸かっててストップ、到着時には復旧してたが電気もストップしてたらしいです。
他業者さんがやった作業
体格の良いスーツを着た人が突入してきて連れて来た職人さんに『ここを切ってキャップするぞ!』って指示を出しています。
『目の前に立ってるワテも水道屋さんやけどな』なんて思いながら何をするのか見学させて頂きます。
いきなり来てビル全体の止水バルブを閉めてからカッターを使ってパイプスペースの水道管の保温材をめくって行ってます。
『まさかそこで切らないよね?』って思ってるとパイプカッターでバツんと切りはりました(苦笑)
1階奥の店舗の給水管を切ってキャップをしはりました。確かにここでキャップしたら店内の水は止めれますが復旧が大変やん(苦笑)
しかも給水管を切る必要無いし…
ワテがやろうとしてた事
そもそも店舗の止水バルブは壊れてましたがビル全体の止水バルブは生きてたからパイプスペースの水道管を切れた訳ですから一旦全体止水をして水道メーターを外してニップルにキャップナットで止水すれば良いだけなんです。
それを水道管を切るなんて…後の事を全く考えてないんです。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?店舗側の止水バルブは後から取り換えれば良いですし水道メーターなんてナットを緩めれば外せるんだから…
『厄介なトコで切りよったで…』って思ってる矢先に『通水する』って言いだしたんで『まだノリは乾いてないで』って思ったんですが関わりあいたくないんで現場を後にしました。
『切るなっ!』って言ってワテが止水をしても良かったんですが…現場からは以上です。