大阪府大東市三箇より【厨房シンクの排水つまり、流れない】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【シンクが3つあり、内、1か所が流れない】との事です。
店舗は店舗でも高齢者施設様で7年間1度も排水管の定期清掃をやってなかったそうです。
高圧洗浄機を使って洗管作業すると共にドレンクリーナーでの通管作業の合わせ技で排水つまりを無事解消させました。
では、この現場をどの様に作業したのかたくさんの写真と動画で解説して行きます。
参考記事
【高圧洗浄機で解消 厨房 洗い場シンクの詰まりにより床に水漏れ】
【大阪府大東市諸福 排水つまり修理 高圧洗浄機 ドレンクリーナー】(本館サイト)
【大阪府東大阪市西堤 厨房排水管つまり修理 高圧洗浄機】(本館サイト)
まずは状況確認から
現場に到着すると施設長様が待ち構えててくれて裏口から厨房に案内してくれました。
早速案内されたシンクは水が溜まってて流れない状態でした。
依頼内容ではシンクが3つあり、その内の1つが流れないって事だったんで『ドレンクリーナーで通管作業って感じかなぁ~』ってこの時点では思ってました。
駄菓子菓子!
土間排水口も詰まってる事が判明したり…
手洗いも詰まって施設長様がワイヤーを通して抜けなかった話を聞かされ…
もう1つの手洗いも詰まってる事まで聞かされ…
施設の裏にある排水マスの確認やグリストラップの確認をしました。
排水経路も何となく確認出来たんで高圧洗浄機を使って洗管作業をして行く事にしました。
高圧洗浄機の準備
高圧洗浄機の準備してる間に従業員の女性店員さんにグリストラップの清掃をしてもらいました。
バケットと呼ばれるゴミ取りのカゴにネットをしてはったんで『良くない』って説明をしました。
今回の現場では高圧洗浄機をする条件が揃ってたんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備しました。
グリストラップまでなら高圧ホースは10mで足りたんですが、ここから厨房内も高圧洗浄する予定だったんで20mの高圧ホースを延ばして準備しました。
洗管ホースは3分の10m、洗管ノズルは施工ブログ初登場のコイツ!
今回使ってみて状況によっては前方1穴後方6穴の洗管ノズルより使えるヤツって事が判明しました。
さっ、ここまで準備したら高圧洗浄機のエンジンを掛けます。
高圧洗浄機で洗管作業
予想では入ってすぐに左のLになる筈なんです。
グリストラップからの高圧洗浄動画はこちら
【高圧洗浄 グリストラップから厨房排水管を高圧洗浄機を使い洗管作業しました❣️】
油脂の塊がゴロゴロ出てくるんですが上手く写真に収められました。
施設長様はいまいちピンと来てない顔をしてたんで油脂の塊を見せてあげました。
厨房シンクからの洗管作業
グリストラップからメイン管を高圧洗浄したんですが詰まってたシンクは改善してません。
これは想定内なんですがシンク側からオレンジ洗管ホース(1分で後方5穴ノズルをセット)で排水蛇腹ホース毎洗管作業をして行きます。
詰まってなかったシンクもこの方法で全て洗管作業をして行きます。
ドレンクリーナーで通管作業
シンクはオレンジ洗管ホースで高圧洗浄したんですが手洗いの排水管は床を汚せないんでドレンクリーナーで通管作業をして行きます。
抜けたタイミング通水テストをしながらの通管作業に切り替えます。
もう1つの手洗い排水管もドレンクリーナーで通管作業して行きます。
こちらも抜けたタイミングで通水テストをしながらの通管作業に切り替えます。
使ったワイヤーは8mmで10mです。
枝管の洗管作業
ドレンクリーナーで通管作業して溢れない様にしてから高圧洗浄で枝管の洗管作業をして行きます。
もう1つの手洗いの枝管を高圧洗浄して油脂の塊を徹底的に除去します。
ラスト、メイン管の高圧洗浄
厨房シンク3か所、手洗い2か所の枝管を高圧洗浄してから、もう1度グリストラップからメイン管を高圧洗浄しました。
3分の洗管ホースに今度は前方1穴後方6穴の洗管ノズルを装着して洗管作業をして行きます。
この仕上げの高圧洗浄、洗管作業ではほとんど油脂の塊は出なかったので今回初登場の先発で使った洗管ノズルは使えるヤツと判断しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?排水設備はそんな悪くない条件だったので初登場の洗管ノズルを試せました。
いつも先発で使ってる前方1穴後方6穴の洗管ノズルは前方1穴は塞いでいるんで結局は後方6穴の洗管ノズルって事になるんですが今回先発で使った洗管ノズルと噴射量と噴射角度が違います。
お客様にとっては一見関係ない話に聞こえるかも知れませんが作業時間の短縮が出来るかも知れません。
ちなみに山川設備は大東市指定給水装置工事事業者です。(指定番号 第443号)
現場からは以上です。