大阪府大阪市中央区東心斎橋より【厨房内 水道 蛇口が空回りし 水が止まらない状態です】って依頼が舞い込んできました。
依頼内容を聞いて『どうせ蛇口からポタポタと水漏れして止めるのにギュウギュウ閉めてハンドル部分がバカになってるんやろな(苦笑)』って予想をしたんですが、この予想が全くの外れやった現場の話です(苦笑)
何度かお伺いしてる店舗なんですが厨房内の蛇口までは覚えていませんでした。
ではこの現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは蛇口の確認から
現場に到着するとミニセラ水栓のスパウトにビニール袋を被せて使用中止の貼り紙がしてありました。
ハンドル部分を操作してみると水が出てこなかったんで『下の止水栓で止水してくれたんですね』って女性店員さんに言うと『そんなん知らんで水が出っ放しになったからあれこれと触ってたら水が止まったからそこから触ってないねん』との事です。
シンクの止水栓を確認したら閉めてなかったんで作業前に閉めたんですが『ミニセラ水栓が壊れたら水が出なくなるパターンもあるんや』と勉強になりました。
ミニセラ水栓カートリッジを解体撤去
ミニセラ水栓の修理はカートリッジの交換をして行きます。
まずはハンドル部分を外して行きます。この時の注意点はハンドル部分の内側にあるツメを折らない事なんですが今回の現場では1つ既に折れてたんで割と簡単に外せました。
ミニセラ水栓のカートリッジを確認して工具を選びます。古いタイプはアンギラで新しいタイプはモンキーで解体します。
今回の現場では新しいタイプのカートリッジやったんで誰かが1度カートリッジ交換をしたってのが分かります。
今回はモンキーでカートリッジを解体撤去したんですが新旧どちらかが分からん人はアンギラでカートリッジを解体撤去したら良いと思います。
新しいカートリッジを取り付け
新しいカートリッジを用意します。SANEIのPR37-182ⅩーSが品番です。
解体撤去はアンギラでやっても取り付けはモンキーをお勧めします。
ハンドル部分を取り付けたら作業は終了です。止水栓を開栓して通水テストをして行きます。
水が出る様になり女性店員さんが『もう直ったん?』って驚かれてました(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?山川設備はミニセラ水栓が大好きでかなりお勧めしてるんで新旧の違いなんかも分かります。
普通の単水栓よりは多少高いんですが本体側が傷まないので従業員さんが多い厨房では超お勧めします。
『1円でも安く』って目先の金額にこだわる人は普通の単水栓を付けてれば良いと思います。
マメにコマパッキンの交換をする人ならそっちの方が安く済みますから(苦笑)
現場からは以上です。