大阪府和泉市納花町より【厨房機器を入れ替えた後方の厨房機器の水道の蛇口から水が止まらない 長めの蛇口に変えてほしい】って依頼が舞い込んできました。
厨房機器を入れ替える前は使ってなかった蛇口をこの機会に使おうとしたら水が出っ放しになったまま止まらなくなったそうです。
現場の写真を見てみれば熱がどれだけ過酷な現場か理解出来ると思います。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認
現場に到着した時点では厨房機器の下にある止水バルブで水は止められてました。
パッと見て『楽勝で立水栓の交換が出来るヤツやん(笑)』って思いました。
普段の現場では下に潜ったりシンクを外したりして立水栓の交換をするんですが、この現場は世界まる見え状態でした。
ハンドル周辺の交換
依頼内容も蛇口を変えてくれってなってんのに、何故か『蛇口を交換せんでも水漏れ止まらんか?』って思ってハンドル周辺の交換をしようと思い解体し始めました。
今思えばこの時点で立水栓の交換をしてれば時間的にも効率が良かったんですが(苦笑)
ハンドルとスピンドルとコマパッキンを交換してみます。
スパウトを300に交換希望やったんで予算を抑えようと考えたんですが…
ハンドル周辺を交換して通水テストをするとジャジャ漏れのまんまでした。
諦めて立水栓の交換をして行きます。
立水栓の交換
交換すると決めたらちゃっちゃと立水栓の解体撤去をして行きます。
手前も向こう側も寸胴鍋がグラグラ沸いてたんで汗だくで作業をしてました。
既にハンドル周辺の交換で要らん時間を使ったんでフレキパッキンもこの時点で交換して行きます。
多分、熱が凄いんで紙パッキンでも良かったかもですがフレキ管の交換は絶対にしたくない現場なんでゴムパッキンをチョイスしました。
スパウトのカスタマイズ
通常なら170のスパウトなんですがお客様の希望で300のスパウトに交換しました。
正直言って300のロングスパウトはお勧めしません。
某大手外食チェーン店では300のスパウトは240に替わって行ってます。
理由は簡単でてこの原理で根元に亀裂が入るんが早いんです。
店長さんがしたかった事
どうやら店長さんがしたかったのは寸胴鍋に水をちょろちょろ追加したかったみたいです。
蛇口から水をちょろちょろと出して『店長さんがしたかったのはコレですか?』って聞いたら『分かってるぅ~』って言われました(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?この厨房はあっちもこっちも蛇口から水が漏れてたんでまだまだ連絡が来そうな感じでした。
レバーにカスタマイズしてる蛇口もあったんで、ひょっとしたら自分達で修理しはるかもしれませんが(笑)
水が止まらなくなったり出っ放しになったら連絡があるかも知れません。
現場からは以上です。