大阪府大阪市中央区森ノ宮中央より【各種水栓【16時以降訪問希望】【1F共同浴室 2F 3F各浴 合計3箇所】お風呂給湯用水栓から水漏れしてるの修理をお願いします】って依頼が舞い込んできました。
某老人介護施設からの依頼だったんで『特殊な水栓なら修理出来ないかも知れませんよ!』ってやんわりとお断りしたんですが『それでも良いから行ってほしい!』との事です。
答えが分かっていれば、修理部材があれば簡単に直せるんでしょうが状況も把握してない元請けからの丸投げ案件は注意が必要です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとタオルが掛けられていましたがポタポタ漏れ程度ではなくツーって感じの水漏れでした。
このパターンはコマパッキンの交換だけで直る可能性は少ないと思います。
浴室水栓の品番確認をするとBF-7093C-PU3ってシールが貼っていたのでLIXILの製品だと確認出来ました。
水漏れの状況はこんな感じなんで絶対にポタポタ漏れの状況があったんやと思います。
それを誰が犯人か知りませんがギュッと閉めて無理くり止めてたんやと思います。
2Fの状況は
2Fの状況もほぼほぼ変わらずの状況なんでこちらもコマパッキンの交換では止まらないと思います。
品番確認すると3Fと同じ品番だったんで部品交換するのか否かって感じです。
1Fの状況は
1Fの状況を確認すると掃除用のホースが繋がっている蛇口から水が出っ放しとの事です。
『これは何とでも出来るけど止水は出来るんやろか?』
ホースの先を見てみるとやはりポタポタ漏れではなくチョロチョロ漏れてるんでホースを外したらツーって感じの水漏れなんやと思います。
この時点で『止水バルブは把握されてますか?』って質問をすると『知りません!』って自信満々で返事をしてきます。
ビル全体の止水バルブがあるのか、各階に止水バルブがあるかも知らないそうです。
分解作業
全体止水をしても良いのか本部様に問い合わせしてもらってる間に部品が無いから直せませんが3Fの止水バルブが見付かったんで分解してみようと思いました。
LIXILのこのタイプの水栓はいつもメーカー対応になっていたんでバラした事はなかったんですが順番に分解してみました。
予想ではこの時点でスピンドルが取れる筈なんですが取れません。
多分ここまでバラさんでもスピンドルが外せると思ったけど外れなかったんでもうちょいバラしました。
この段階で自信が無かったんで分解を止めました(苦笑)
まとめ
全体止水は許可が下りず、1Fの個別の止水が出来るのか分からなかったんで元請け業者さんに手配替えをお願いしました。
2Fと3Fの混合水栓は恐らくメーカー対応になると思います。
LIXILの混合水栓は部品がメーカーしか持ってないから部品交換は即日対応不可です。
勿論、メーカーに手配しても持ってないと思いますが(笑)
1Fの蛇口は深夜にって言われたんですが丁重にお断りしました。
理由は簡単で深夜料金が出ないからです(笑)