大阪府東大阪市中鴻池町より【配水管/食器洗浄機手前シンクの排水管が割れ水漏れしている】って依頼が舞い込んできました。
えぇ~依頼内容はこんな感じなんですが実際に現場に行くと【水漏れ】ってキーワード以外は全く外れの状態でした。
そもそも依頼内容を聞いた時点では『排水蛇腹ホースに亀裂が入っての水漏れか?はたまた排水管が詰まって水が逆流するパターンの水漏れか?』なんて思ってましたから、『現場ってやっぱこの目で見てみらな分からんなぁ~』って思います。
さぁ~この現場がどのくらい依頼内容とかけ離れていてどんな感じやったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
連絡が入ったのが12:28だったんで急ぎか14:00~16:00のアイドルタイムが良いのかを尋ねると『早ければ早い方が良い』って事だったんで急行しました。
現場に到着すると12:48だったんで約20分で到着しました。
これは山川設備が現場に駆け付けるんが早いって話じゃなくて、たまたま居てた場所が近かったのと道中の道のりが空いてただけです(苦笑)
早速、挨拶を済ませて現場を見させてもらうんですが到着時の状況を写真に収めようとしたら『私の足を写しといたら水浸しなんが伝わるんちゃう?』ってジャバジャバさせてはりました(笑)
その状況の写真を撮って言いました『長靴履いてきます❣』
上から真っ直ぐ下りてるフレキ管を伝って水がジャンジャン流れていました。
この時点で『排水蛇腹ホースが亀裂しての水漏れの線も排水管が詰まって逆流するパターンの線も違うな』って思いました。
シンクの下に潜る
まずは『コイツかな?』って思う止水バルブを閉めました。するとジャンジャン流れていた水漏れが止まったんでシンクの下に潜る準備をします。
シンクの下に潜って立水栓の固定を確認するとグラグラになってました。
シンクと壁の間は狭いんですが特殊工具を使う程でもなく、モンキーが入ったんでそのまま作業を進めます。
作業方法と順番
フレキ管が外れていればこの方法じゃなく店員さんにちょっと手伝ってもらうんですが緩んでるだけで外れてないから先に立水栓の固定をします。
立水栓の固定は供回りさせない様にナットを増し締めします。
写真を再確認してもらえれば気付くと思いますが当て板も挟んでいるんで力いっぱい増し締め出来ます。
立水栓の固定が出来たらフレキ管ナットの増し締めをします。
この時にも供回りには十分注意します。
後は潜ったまんまで止水バルブを開栓して水漏れ等が無いかのチェックをします。
作業後の確認
一応、依頼内容に準じた部分の確認をして行きます。
立水栓の固定の確認もしてハンドルの向きも確認しました。
念の為にスパウトの確認もしときました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
依頼内容と作業内容がほぼほぼ違ったパターンの修理となりました。
今回の原因なんですが山川設備の予想では立水栓のスパウトの動きが悪かったんでスパウト操作を無理くりして立水栓の固定をしてるナットを供回りさせ、固定が緩みフレキ管ナットを供回りさせて水漏れが始まったと思います。
立水栓の最大の弱点が露呈したパターンと考えます。
やっぱ飲食店は立水栓にしないで取出し金具からの自在水栓が良いんですが何故か流行りません(苦笑)
現場からは以上です。