大阪府枚方市樟葉花園町より【洗い場水栓カランより水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
連絡を聞いた時に思ったのは『カランって言う人って久し振りやなぁ~』って思いました。
蛇口も水栓もカランも同じ事なんですが昔の人は浴室水栓の事をカランって言い方しはる人が多いです。
そんな事を思いながら現場に向かうんですが道が混んでて予定通りに進みません。
途中で回る順番を変えてお伺いしました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると浴室水栓で良く使ってたシャワー混合水栓をカスタマイズして洗い場に取り付けていました。
話を聞くとシャワー部分をプレッサーノズルセットにカスタマイズしてるんですがホースにもビニールテープがグルグル巻きになっていたんです。
プレッサーノズルセットもそうですが吐水口からもこの通りジャジャ漏れになってますから『混合水栓そのものを交換した方が良いんとちゃいます?』って元請けの水道メンテナンス会社に報告しました。
これがポタポタ漏れだったらカートリッジの交換で水漏れは直るんでしょうが正直言って厳しいと思いました。
品番確認とプレッサーノズルセット
品番確認は出来そうなんで一旦スルーします。
通常ならシャワーホースを繋ぐ要領でプレッサーノズルセットのホースが繋がれてました。
一旦、穴を通してシンクの裏側に回しています。
プレッサーノズルセットとブレードホースの繋ぎ目にビニールテープでグルグル巻きになっていたんでそちらも交換したら良いと思いました。
普通のシャワーホースやったら持ってたんですが何か違いがあるんやと思います。
カランの品番確認をするとTOTOのTMJ30UC3でした。
参考までに調べると2002/04に生産がされ2013/05に生産終了になってる水栓カランです。
カートリッジの交換を試す
元請けの水道メンテナンス会社に水栓カランそのものを交換した方が良いと伝えたんですが『カートリッジの交換を試して』って事だったんで試してみる事にしました。
本来ならば水栓カランの上から覗きながらバネ等を取り付けて行くんですが上の棚が邪魔だったんで偏心管で本体を外して確認しながらバネを取り付けました。
カートリッジはTOTOのTHY582Nが適合します。
カートリッジ交換完了
営業中でバンバン洗い物が運ばれてくるプレッシャーが半端なく作業途中の写真は撮ってる暇がなかったので施工後の写真になります。
カートリッジを取り出した時にはボロボロだったからかして脆くてバラバラになりました(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?カートリッジを交換しましたが水の止まりは悪いんです元請けの水道メンテナンス会社に『やっぱり本体の交換した方が良い』と再度お伝えしました。
20:30オーダーストップで21:30~22:00位に片付けが終わるって話です。
元請けの水道メンテナンス会社に『本体交換の見積りして下さい!』って言われましたが『夜間作業はしない』とやんわりとお断りしました。
最初から水栓カランの交換の方向で動いてたらやってたかも知れませんが(苦笑)
何とか安く済ませたい気持ちも分からんでも無いですが結果的に高く付くパターンになりました。
こればっかりは試さんとハッキリしませんが今回の吐水口からの水漏れ量だとカートリッジ交換は無駄なチャレンジやったと思います。