大阪府岸和田市西之内町より【揚げ場横の水道蛇口が故障し、水が出ない】って依頼が舞い込んできました。
このチェーン店はある程度水栓は統一されてるんで『単水栓かなぁ~?混合水栓かなぁ~?』なんて言いながら現場に向かいます。
混合水栓やったらカートリッジ交換、最悪の場合は混合水栓そのものの交換になるんですがどちらも常備してます。
まさかとは思うんですが『止水バルブが閉まってるってオチだけは嫌なぁ~』って感じです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
到着時の状況
現場に到着すると単水栓と混合水栓の両方があるシンクやったんですが単水栓は水が出て混合水栓はレバーを操作をしても水が出ません。
こんな感じのパターンで1番最初に触るんはどこか分かりますか?
実はリースの節水型泡沫キャップを調整してみるんです。
ここで水が出なくなるまで閉められてたら水が出る様に調整します。
混合水栓の解体撤去
次に疑うのはカートリッジなんですがレバーを外してカートリッジを解体しようにも固着して解体出来ません。
ならば混合水栓の解体撤去しようとしたんですが、これまた固着してて固定してるネジが回りません。
んで、仕方なくサンダーで強制的に解体撤去して行きます。
アイドルタイムの暇な時間とは言えサンダーを使うと鉄粉が飛ぶんで養生シートで周りを囲んでの作業です(苦笑)
やっとこどっこい混合水栓の解体撤去が出来ました。
混合水栓の取付工事
この時点ではTOTOのTKGG31Eって品番の混合水栓に交換する事が指定されてます。
ってか、大手外食産業の多くはTOTOの混合水栓を取り付けずにLIXILを取り付けると怒られます。
混合水栓を取り付け既設の混合水栓からリースの泡沫キャップを移植します。
通水テストをしながら泡沫キャップからの水量調整をします。
作業後の清掃
後は解体時に出た鉄粉の掃除をして行きます。ボウルを使ってシンクを洗っている姿を見て女性の店員さんが『アンタ掃除上手やな!毎晩掃除しに来てぇ~や!』って言ってきました。
そんな冗談を言いながらシンク周りの掃除も終わりました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?実はここだけの話、北新地の料亭で板前をやってたんですよねぇ~(苦笑)
修行時代に掃除ばっかりさせられてたんで綺麗にするんは得意です。
師匠が厳しい人で『掃除出来ました!』って言うと『んじゃソコ舐めろ!』って言われました。
理由を聞くと『口に入る物を置く調理台を食器洗いの洗剤とスポンジを使って掃除したんなら洗い物の食器と同じの筈や!』って言われました。
現在なら完全にパワハラって言われるんでしょうが当時は『なるほど!』って思ってました。
なんて素直なんでしょ(笑)
あっ!まとめになってないなぁ~(苦笑)