大阪市北区曽根崎新地より【排水管(製氷機に繋がってる)が詰まって逆流している】って依頼が舞い込んできました。
今年の5月に2回お伺いをしてるリピーター様で7か月でまた排水詰まりが発生した様です。
前回、前々回の作業はこちら
【製氷機の排水水漏れ で気付いた 飲食店 の 排水つまり】(前々回 本館サイト)
【キッチン排水管 詰まってる ドレンクリーナー希望】(前回)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
排水管は3本立ち上がっているんですが右からの製氷機の排水蛇腹ホース、真ん中が手洗い器の排水蛇腹ホース、左側が洗い場シンク2→1本に纏めた排水蛇腹ホースがそれぞれ挿し込まれています。
この3本の排水管はそれぞれ埋設配管で繋がれているんですがビルインの店舗なんで排水マス等は見当たりません。
何処か通水テストをしようと手洗い器の水を流すとジャバジャバ水漏れしています。
排水トラップを合わないのを無理矢理コーキングで引っ付けているだけなんで仕方ないと言えば仕方ないんですが(苦笑)
電動フレキシロッダーFREで通管作業
1つ前の現場で10mmのワイヤーをセットしてたんで『これ、曲がらんかなぁ~』なんて思いながら突っ込もうとしたんですが最初の曲がりも通過出来ませんでした。
依頼内容的には製氷機の排水管が詰まってるって事なんで、まずはそこから8mmのワイヤーで通管作業をして行きます。
駄菓子菓子、ここから突っ込むは良いんですが手探り状態だと上流側の排水管に行っちゃうんです。
んな訳で洗い場シンクの排水管の方からワイヤーを入れ直します。
前回、前々回の作業で排水管の曲がりが多いのは多少覚えてたんですが、ここから冷蔵庫の下で殺している排水管の周辺でワイヤーが負けてしまっています。
カンツール製のワイヤーが負けたらもう無理なんですが1つだけ『この方法なら行けんじゃね?』って事を試してみます。
冷蔵庫の下の排水管から通管作業
冷蔵庫の下の排水管はキャップで殺されていたんですが排水管を切ってワイヤーを通して行きます。
ここの排水管を切る切らんで随分と無駄な時間を使ってしまいましたが意地になって通管作業をして行きます。
全く流れなかった排水管の詰まりもここからの通管作業で何とかギリギリ通り道を開けれた様です。
ここの排水管は掃除点検口に施工し直して補修工事しました。(写真は撮れてない…)
まとめ
こんな感じで3本の排水管を通水テストして行くんですが完全には通管出来てません。
電動フレキシロッダーFREの作業の限界なんで、管内カメラで確認するとか高圧洗浄するとか次の方法を考えなくては行けません。
実は依頼の電話があった時に『前回同様にワイヤーを入れてほしい』って言われてたから電動フレキシロッダーFREを中心に装備を持ち込んでいたんですが『とりあえず見積り』って言われてカチンときたんです。
初回のお客様なら手ぶらで行って見積りしてからの作業になるんは当たり前なんですが…
伝わりますかねぇ~(苦笑)意地になって通管作業をしてましたが途中でも『排水蛇腹ホースが切れてるんですが自分で直せますかねぇ~』って有り得ない質問をしてくるんで『知らんがなっ!』とも言えないんで『出来るんちゃいますかねぇ~』って答えたんですが模範解答が分かりません(苦笑)
多分、もう連絡してこないとは思いますが(笑)現場からは以上です。