大阪市旭区高殿より【ソフトクリームマシーン下の排水の流れが悪くマシーンの清掃排水時に溢れる】って依頼が舞い込んできました。
このチェーン店の排水配管は色んなパターンがあり、現場に到着して見てから『このパターンなら…』みたいな感じで作業方法は様々です。
グリストラップに直接落としてる場合もありゃ、埋設配管で何かと繋いでる場合もありゃ、排水桝を経由する場合もあります。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとソフトクリームマシーンの排水はフレキ管をドレン排水ホースにしてるパターンでした。
ご覧の通り床からの排水管も細く『8mmのワイヤーが通らなきゃアウト』なんて思いながらグリストラップを探しに行きます。
グリストラップも位置と排水管を確認して行きます。
途中に排水桝らしき物があったんで蓋を開けるとビンゴでした。
この排水桝に5本の枝管が入ってるんで『どれかなぁ~』って予想をします。
とりあえず通水テスト
水道にホースを繋いで水を流してみます。すると少し経ってから水が溢れてきました。
これで埋設配管の詰まりは確定です。問題は排水桝に予想通り行ってるんか否か。
電動フレキシロッダーFREを使って通管作業
今回の現場では8mmのワイヤーをチョイスしたんですが、この排水管の排水口からドロップヘッドが通せるのか否かが勝負の分かれ道になります。
もっと言えば、最初の曲がりを曲げれるかに掛かっています。その位、排水管の排水口が細いんです。しかも浅いトコでLで曲げてるから厄介と言えば厄介です。
最初の曲がり以外は楽勝やったんですがワイヤーさえ入ればこっちのもんで割と簡単に排水桝までワイヤーが到達しました。
こうやって見れば排水桝に付着している油脂の塊が各排水管の出口を閉塞させてただけなんで、マメに排水桝だけでも掃除をしてれば防ぐ事が出来たんですが(苦笑)
通水テストしながら通管作業
後は通水テストしながらワイヤーをゆっくりと戻して通管作業をして行きます。
手応えを感じたらドロップヘッドを暴れさすって感じです。
ワイヤーを2往復させて通管作業をして水道を全開にした通水テストをして問題が無ければ作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?排水桝の蓋を開けて油脂の塊を取り出すのに業者さんは要りません。そんなのは自分達でやればタダで済みますから(笑)
色んな店舗で同じ様なレクチャーを何度もしてますしたくさんの写真や報告もしてますが改善される事はありません。
逆に言うと改善されないからいつまでも依頼が無くならず仕事が来るからありがたいんですけどね(苦笑)現場からは以上です。