大阪府大阪市北区芝田より【4F ドリンクカウンター 下から水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
山川設備が数々のドリンクカウンターやドリンクバーの下からの水漏れ修理に行くとほぼほぼ排水管から水が逆流しての水漏れです。
原因としては排水管が詰まっているパターンが圧倒的です。
このドリンクカウンターやドリンクバーの下の排水管を詰まらせて逆流させちゃうと詰まりの原因が油脂の塊であろうがバクテリアの塊であろうがかなりの臭いがします。
更に営業中にそれを修理するとなるとドリンクカウンターやドリンクバーの下の扉を開けて作業するんでお店全体に異臭が漂います(苦笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認
現場に到着するとコップを濯いだり残ったドリンクを捨てるシンクがあります。
ミニセラ水栓が取り付けられているんで出しっ放しが出来ますから後は排水がどうなってるかで予防方法もレクチャー出来るかも知れません。
ドリンクカウンターの下を確認すると
ドリンクカウンターの下を確認すると露出配管で掃除点検口がちゃんと設備されてます。
掃除点検口があるのに排水管を詰まらせてしまうってただただ掃除してないだけなんですよね(苦笑)
掃除点検口の蓋を開けるとバクテリアの塊が詰まってるんが目視で確認出来ました。
この壁の向こう側がどうなってるかで修理方法も予防方法も変わるんですがどうやら厨房には繋がってなさそうです。
床は一旦掃除されたのか水浸しにはなってましたが綺麗に掃除されてます。
ここを業者が来るまでほったらかしにすると臭いが取れなくなるんでドリンクカウンターを使用禁止にして綺麗に掃除して業者をお待ち下さい。
営業中に使用禁止に出来ないなら普段のメンテナンスをちゃんとやって詰まらせなきゃ良いんです。
排水管の定期清掃も1つのアイデアです。
最上流にも掃除点検口があったんで蓋を開けるとこんな感じで詰まってます。
排水管のつまりは今日来て今日詰まらないんで流れが悪いとか臭いがキツくなってきたとか気付かないのは実は大問題です。
ドレンクリーナーで通管作業
1番最下流の掃除点検口から8mmのワイヤーをチョイスして通して行きます。
ドリンクカウンターやドリンクバーの排水つまりは原因がバクテリアの塊だったらワイヤーを通して抜くのは通水テストなんです。
まずはワイヤーを通して縦管に到達した時点で通水テストをしながら通管作業に切り替えます。
この配管はトラップになってるんでよく詰まります。
最上流からの通水テストをしながら通管作業
ドレンクリーナーを最上流に移動させて掃除点検口から通水テストをしながら通管作業をして行きます。
これを横着して最初から最上流から作業すると余計に時間が掛かります。
ご覧の通りある程度バクテリアの塊は除去出来ましたがこれ以上綺麗に掃除しよと思ったら高圧洗浄機を使って洗管作業するしかありません。
実際にはビルの4Fにあるドリンクカウンターなんで高圧洗浄機を使って洗管作業するにしても電動式の高圧洗浄機しか使えません
勿論、パワーが無いんでここまでバクテリアの塊を付着させると時間が掛かります。
各所の通水テスト
今回はこの排水蛇腹ホースを外さず通管作業したんで防臭キャップを新設してません。
水道ホースをドリンクマシンの排水に差して通水テストをして逆流しないかを確認します。
排水が逆流しないかの確認をしたら掃除点検口の蓋をキッチリ締めて作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ドリンクカウンターやドリンクバーの排水管の行き先によっては油脂の塊が原因になっている事もあります。
どちらにしても普段のメンテナンス、もっと言えば掃除を見直せば排水つまりを予防する事は可能です。
詰まらせて逆流させて『あの店臭かったわぁ~』って噂されて機会損失するくらいなら排水管の定期清掃する方が良いと思うんですがどうでしょう?
現場からは以上です(笑)