大阪府天王寺区烏ヶ辻より【厨房内の洗面台下配管より水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
このタイプの依頼内容は排水トラップの交換で水漏れ修理をするんですが問題はパイプ径です。
このチェーン店では2択で32か25って事になるんですが全体で言うと38のパターンもあるんで実際には3択です。
ただ、38のパイプに滅多に出会わないんで山川設備が即日対応可能なのは25と32になります。
パイプ径が分かったら次はU管とスティック管のRがワイドかスーパーワイドなのか?そしてそれは両方か片方か?ってのも調査しなくちゃいけません。
飲食店ではカスタマイズしてる場合もありますからパイプカットするならパイプカッターも必要となります。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると排水トラップの下にバケツが置いてありました。
どうやらこの状態でも使ってるみたいです。
この時点で確認するのは片ツバ管が短い事、U管は76、スティック管も短い事を見てます。
水漏れの可能性は数パターンあるんで交換パーツがある物なのか無い物なのかを瞬時に判断しなくてはなりません。
このタイミングで通水テストをして水漏れの箇所を探します。
何処で水漏れしてもU管に伝うんですがスティック管のナット部分かも知れないし、片ツバ管の平パッキンかも知れないし、片ツバ管とU管の接続部分かも知れません。
排水トラップU管の解体
排水トラップU管を解体撤去しました。片ツバ管に残るナットやパッキン類も同時に交換しますがスティック管のナットは排水管の接続部分にコーキング処理してるんで最悪の場合は交換しますが触らない方向で行きます。
ただ、紙の平パッキンは使わずゴムの平パッキンを使います。
ピンホールの写真を撮る時にマネージャーさんにも指を指してもらいました。
ある意味ツーショット写真になります。誰か分からんけど(苦笑)
排水トラップの取り付け
片ツバ管の汚れを拭き取りナットやパッキン類も交換しました。
スティック管側は紙パッキンをゴムの平パッキンに交換しましたがナットは交換してません。
これを無理にコーキングを触ったりすると排水つまりの原因になる場合もあるから触りません。
後は通水テストをして他に水漏れが無いかの確認をします。
この確認でまだ水漏れ箇所が発見出来る様なら更に部品交換を追加するだけです。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?こんな風にピンホールで水漏れしてるU管の交換は当然なんですが、このタイミングで排水トラップを丸ごと交換するんも1つの手です。
U管にピンホールが入った訳ですから排水トラップはそこそこの年数が経過してると思われます。
って事は片ツバ管もスティック管も排水栓も傷んでいるのは想像出来ます。
後から後からあっちもこっちもってなるんが嫌なら排水トラップを丸ごと交換、あくまでも最低限って言うならU管の交換って感じです。
これは我々業者側が決めるんではなくお客様が決める事で言われた通りに施工します。
もし、『部品代だけの話ならお任せします』って任されたら自分は排水トラップ丸ごと交換する方が良いと思うんで丸ごと交換してあのブサイクなコーキングもやめにして防臭キャップを新設します。