神戸市東灘区御影山手より【排水(フロ)詰まり】って依頼が舞い込んできました。
築50年のマンションの改装で浴室のトラップを外し浴槽に水を溜めて流すテストをした。
サビは回っていたが流水テスト(チェック)は問題なかった。
解体してタイルをハツったりした後、排水が詰まったのか流れなくなり水が残っている状態で引いて行かなくなった。
恐らく鉄管だと思う(別業者は高圧するとしても鉄管なら怖いと言われてしまった)との事です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると全改装の真っ只中で大工さんが徐々に造って行ってるトコでした。
職業病なのか自分はあれこれ設備を見て粗探ししてたんですがトイレの配管はヤバい施工をしてました。
依頼が管理会社なんだかリフォーム業者さんなんだか最後の最後まで分からなかったんですが(名刺は求められたがこちらはもらえず)工事の内容を見て『こりゃ関わったらヤバそうやな』って感じました。
ってか、築年数50年のマンションって安くても買っちゃダメですね(苦笑)
お風呂の状況を確認
依頼してきた方は時間通りに到着しなかったんでこの時点で『もう二度と業者さんからの依頼では神戸市なんか来ないぞ!』って心に誓います。
大工さんだかリフォーム会社さんは到着されてたんで中に入らせてもらいました。
親方っぽい人が『多分、そこですわ!』って教えて下さったんでお風呂の状況を確認しました。
どうやら解体工事をした後にお風呂に蛇口を仮付けして手や雑巾を洗ってたそうで流れて行かなくなったそうです。
待ってるのも時間が勿体無いんでお風呂の排水口に手を突っ込んでどんな感じなんかを確認しました。
手を突っ込んですぐに『これ、排水管が詰まってるんではなく排水トラップが閉塞してるパターンや!』って気付きました。
分かった事
所謂、逆わんトラップ(隔壁トラップ)がサビて水の逃げ場がなくなったパターンなんですが、これ、自分が知ってる限りでは排水トラップをやり直さなくてはいけません。
こんな状況で薬剤を投入してローポンプ作業で何とか流れを確保した事はあるんですが必ず数日もしくは数週間で再発しています。
その作業もしてでもいくらかの工賃は頂けますが後からずっと懐かれるんは目に見えています。
しかも大工さんの話では工事計画が突拍子もない事を言ってはったんで『ダメだ、関わっちゃダメだ…』って思いました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?持って上がった道具類を車に直してる頃に依頼して下さった方が到着されたんですがもう1mmも信用出来ませんでした。
とりあえず無理だって事をお伝えして出張費だけ頂いて撤収しました。
ってか、それも何とか立て替えてくれた話で危うく作業をしてたとしても貰えないトコでした。
どうりで他の業者さんが逃げた訳やわ…現場からは以上です。
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