屋外 詰まり
家の外で起こる詰まりって実はある程度、普段からのメンテナンスで防ぐ事が出来たり大事になる前に業者さんを呼ぶ事が出来たりします。
山川設備的な考えでは新築で家を購入した時に家の外にある排水マスを全て蓋を開け写真を撮る事をお勧めします。
撮った写真の裏にでも日時を記載してれば『最初はこんな感じやったんや』って後から比較も出来ます。
人の記憶なんて都合よく書き換えられるんで写真はとても便利です。
また、そのタイミングで例えばトイレを流せばどの排水マスから水が出てくるのか?キッチンの混合水栓をひねったらどの排水マスから水が出てくるのか?ってな感じで自分の家の排水経路を知っておくのはとても大事な事です。
排水経路が分かったら排水マスの裏側にビニールテープにここは何の排水って書いて貼っといたら覚えておく必要もありません。
『えっ?家を買ってる人ってそんな事までやってるの?』いえいえ、ほとんどの人はメンテナンスをする事すら知りません。
数千万はする家でもローンで買ってる人はそもそもが身の丈を超えててそんな事や後の事は考えていません。
『今が買い時』とか『家賃の支払いで持ち家が…』とか不動産屋さんや銀行の決め台詞を購入する為の理由付けにするんには頭を使いますがローンを抱えながら更に支払いが増える事には目を背けていますから。
ちょっと話は脱線しましたが家の外での排水詰まりはどんなパターンがあるのか解説してみます。
外の排水マスから水が溢れてる
この場合はその排水マスが【汚水】なんか【雑排水】なんか【雨水】なんか分かっていれば対処も簡単なんでしょうが我々業者も現場に到着したらそれを調査する事から始めます。
ほとんどの場合は高圧洗浄機を使い洗管作業で解消させる事が出来ます。
犬走りに汚物が溢れてる
これも排水経路にもよりますが汚水管が何処かで詰まってるんでしょうからやはり詰まってる箇所を特定してから高圧洗浄機を使い洗管作業で解消させます。
詰まってる箇所を自分達で見付ける事が出来たらホームセンターでHI管にエルボを接続して排水管の異物を掻き出して一旦使える様にする事が出来る様になる場合もありますが出来たらその後に業者さんを呼んで洗管作業をしてもらう事を強くお勧めします。
マンホールから水が溢れてる
家の敷地の外のマンホールから水が溢れてるって場合や最終桝から溢れてる場合は水道局に連絡して下さい。
我々の様な業者を呼ぶんではなく水道局に連絡するんが正解です。
屋外 水漏れ
家の外で起こる水漏れはなかなか気付かないパターンが多く、水道検針の人に指摘されて自分達で原因や水漏れ箇所を探す人も居てます。
また、庭の掃除をしてたり洗車する時に気付いたりする事もあるみたいです。
では家の外で起こる水漏れパターンをいくつか紹介して行きます。
この様な状況が発見出来たらご連絡下さい。
散水栓ボックスが水に浸かってる
水道メーターの側や犬走りの各所に埋められている散水栓ボックスが水に浸かってる場合は水道管そのものの破損による水漏れの可能性もありますし蛇口の水漏れの可能性もあります。
蛇口の水漏れならコマパッキンの交換や三角パッキンの交換で水漏れ修理出来る可能性があります。
水道管の破損なら水道管を一部切り換えたりする必要があります。また水道管そのもののが古いなら全体の切替工事をした方が良い場合もあります。
水栓柱の周りが水浸し
水栓柱と水道管を接続しているパッキンの交換で修理出来る場合と水道管を一部切替工事する場合があります。
どちらにしても掘削作業が必要となります。
給湯器の下からポタポタ水漏れ
このタイプの水漏れは給湯器そのものの水漏れの可能性と接続部分の水漏れの可能性があります。
給湯器が10年以上経ってるなら給湯器そのものの交換を考えても良いんですが給水管や給湯管、フレキ管の水漏れなら即日修理する事が出来る可能性があります。
地面から湧き水みたいな水漏れ
うんっ、水道管が破損してる可能性があります。まずはお風呂に水を溜めながら山川設備に連絡下さい。
到着までに水が溜まったら水道メーターのバルブで水を止めといて下さい。
時間があるなら水が湧いてる箇所を掘っておいたら復旧工事は早く済みます。
どちらにしても掘削作業が必要なんで待ってる間に少しでも掘っていたら良いと思います。